アニメ17話 水車燃ゆ
始まってとりあえず、まだ水車は燃えていませんでした。トーヤも燃え残ってました。当たり前ですけど。
そういや、イネものすごい伸びましたね。あのカエルの正式名称はナヨロトビガエルっていうんだーとかインテリでGOだった小僧を反・筆頭に田んぼ荒らしをしたにしては、すくすくと育った青田が目に眩しいです。さつきとかメイとかがトトロに追われて飛び出してきても違和感がありません(あるでしょ)。
で、うきうきした歯を丸出しにしたトーヤなんですけど。とりあえず、凹の形のとこを通り過ぎて、姐さん家に着きました。無論、二人はお買い物に行ってるので留守。出直すという考えはないらしく、玄関先で立ちんぼしています。てか、なんで出直すという考えがないかなぁ? トーヤ前回帳簿つけてたくらいですから、簡単な書き置きくらい出来るでしょうに、「留守でしたので夕方また来ます」とかのメモを引き戸に挟んで、自分ちの仕事を片付けるためにも一度帰宅したら効率的でしょうに。
そんでもって、林道の両脇辺りに潜んだのは、ブルーとイエローです。出っ歯の行き先が判明したところで、そこに住んでいるのが本当に目標の人物であるのか近隣住民に聞き込み開始―――って、ひとり見張りに残らなくていいのでしょうか? そして気になることがもうひとつ。イエローにブルー、あんたの抱えてる円いの何?
その頃の出っ歯「このあたりは、長閑(のどか)でいいねぇ」
あと数時間で貴様を中心に瓦解するガラスの長閑さだけどな! てかあんたそこから町に逃げ帰ったくせによく抜かすもんだ!
その頃、購買活動にいそしむバルサですがってああああああ、おい後ろ今シュガいたぞニアミスしたぞー! って、あ、二人は面識ありませんもんね。そして視点は砂糖側へと移動し、やたら沈痛な面持ちで徒歩を続ける白ロンゲ。で。
チ ャ グ ム (値切り中) み つ け た !
え? こんな直接的なばったり出会いってありなんですか? ありなんですかというか、そもそも<扇ノ下>と水車小屋との距離の開きなんて微々たる物だったのだから、逆に今までこの展開が無かったことが奇跡だったのか? どうにも判別つけがたいですが。
脚絆とカッルをみてたバルサは、うっかり木蔭が邪魔となったらしく、両者の姿を確認することが出来ません。おかげで砂糖とおチャグは、薄らダークな会話を続けていきます。何というお姿に……と純粋に「皇子」の変わり果てた姿を哀れむシュガに対し、「それだれのせいやねん」と突っ込むDNDDと、その顔見知りの人間(シュガ)にとって自分は逃げる側なんだけどでも顔見知りなんだよなーとか複雑なチャグム(DNDDはいらない)。で、
シュガ「人の目がございます。こちらへ―――」
変質者です。美少年をかどわかす美形変質者に間違いありません。「ちょっとこっちでお兄さんといいことしないか……?」とかそういったやヴぁい人です。嘘ですけど。
でまあ、日陰ばりばりの裏道にて。
砂糖「わたしめを罵ってください……!」
チャグム(……ついに母上にまで愛想尽かされたのか……)
お互いが哀れだ。いや、一番哀れなのはDNDDの脳です。わかっています。わかってるから。
そして「宮まで逃避行しよう」というマイロードを邁進しまくるシュガ、チャグムの「俺」発言に喰らった軽いジャブなぞものともしません。語り口がしっかりと「ああアニメ砂糖っぽいなぁ」と感じられるのが良し。つまり「星読みの本職を忘れやがってこのゲロ野郎がァ!!」とか他人にはなんだかんだ言いながらも、結局本質はまつりごと側の人間として立ち回っているんだなーということがにじみ出てくる全体的な空気とでも言いましょうか、そういったものです。
シロンゲ「殿下に危害を加えるものは、もう何も―――」
バルサ「随分勝手な話だね」
おとうさんたすけて! そこから、シュガとバルサの押し問答が開始されました。とはいっても、片方は組織(社会立場的な関係性重視 例:官と民、契約など)の視点から、片方は個人(社会的な関係性非重視 例:母親、約束など)の視点からの言い合いですから、一致を見ることなどありません。そしてお互いに苛立ってきたのか、お互いに余計なことを言いだしました。といっても、主に余計なことを言ったのはシュガですが。妃に代わってとか、なんだお前、人妻相手に配偶者気取りか? 配偶者気取りなのか? と思ってしまうのも当然な横柄口調でずらずらとのたまう最後、自分も知らないことを用心棒が知っているという意外な展開に動揺するまま、最後の一手と「サグム脂肪(誤字)」を出しやがります! 砂糖きたぁねぇー! というか、やはりおサグは過労がたたっていたようですね。労災を落とせ。
間男「チャグム皇太子が不在だと、宮は立ち行かなくなる!」
……帝なにしてんの?
部下治めてないの?
やっぱ間男「どうしても皇子を連れて行くというなら、わたしを斬れ」
バルサ「分かった。望みどおり五厘刈りだ」
やっぱ間男「だからなんで毛!?」
というやりとりは嘘なんですけど。どうしても砂糖は調子に乗りたいらしく、バルサたちのアジトも九分九厘突き止めてるんだぜフフフとかいった挙句、さらにチャグムに追い討ちをかけようとして―――バルサから一撃! みぞおちを石突で痛打されて、なすすべもなく崩れ落ち、路上に長髪まきちらします。咄嗟にかばうこともよけようとすることもできないとは根っからの文官です。あのあと嘔吐とかして、銀髪がまだら模様とかにならないといいんですけど。
で、事件が起きるのは水車小屋という名の現場であって会議室ではないので、水車小屋の場面なんですが(なに言ってんの?)、トーヤはまだまだ待ってました。かえれよお前。と。
出っ歯「しゃあねぇなぁー!」
急に機敏に動き出しました。へ? なに? サムターン回しか? 裏口のようなところから、ぽーんと不法侵入してしまいました。「俺ってつくづく気の回る男だよなぁー」とか言いつつ、本当にトーヤって全くもって憎めないキャラなんですが、そういうことは自分で言うな。
その頃、農道の端にレンジャーブルーとイエローがリターン。あ。トーヤがいないことを、荷物置いて家に帰ったと勘違いしてしまいました。だからひとり見張りにおいて置けばよかったじゃないか……って、まだ「ちょっとあやしい」程度の小僧を、そこまで徹底マークしておく重要性も感じなかったのでしょうけど。ああ、住んでいるのが女子どもだっていうこともばれてます。「時折通い妻らしきヤクーの美青年が出入りしているようだが」とかいう情報がないことに複雑な思いが湧き出でるDNDDなんか知らないブルーとイエローは、どんどん行動に移し……え? ちょっと。抱えてた円いやつ、無くなってないですか? 結局なんだったんですかアレ?
仮説1:不要な小道具だったので片付けてきた。
仮説2:実はおせんべいである。おなかが減って食べた。
仮説3:実はおせんべいだったので、おなかが減って倒れていたツルにあげた。今頃ツルは着々と恩返しの算段を練っているはずである。
今夜あたり、綺麗な娘が自宅を訪ねてきたら、一部屋を機織り機つきでレンタルしてやると、ものすごくにじゅうまるのはず。
気になったので見直してみましたら、笠でした。なんだ1か。ちぇ。
で、家の中の出っ歯。やっぱ地図があるじゃん! 食え! ←原始的証拠隠滅方法
そしてそこを何も知らないレンジャーに包囲され、どんどこと、出るに出れない状況へと陥ってしまいます。「俺、またヘタうっちまった!」って、その覚悟済みで、タンダが借りてやったという借家を蹴ってまで、バルサからの金を使って一戸建てを手に入れたんじゃないんですか? なんだかこの子の行動原理がいまいちよく分からないんですけど。まあいいか。一応、自分が失敗したということを理解して勉強しているようですし。
まあ、した勉強が身につくとは限らないんですけどね(代表例:英語)
そしてその頃、日も暮れかけた街道らしきところで、バルサらはタンダと合流。なんかカッコいいのかダサいのかぎりぎり境界線上のポージングで地蔵様の横に座っていたタンダに言及され、バルサは正直かつ完結に答えていきます。「なんとか(腕力で)ごまかしたけど」みたいなのも、きっとタンダはカッコ書きのところまでお見通しに違いなかろう。そんで、追っ手が来るからすぐ行くしかない、とかいうくだりになって、チャグム怒る! しかし、バルサはあくまでぶっきらぼうに、チャグムの心情面フォローよりも、現実面でのフォローを選択。地図を取ってくるってことなんですけど、……まあ、チャグムをないがしろにしているのではなく、バルサにとってはチャグム当人を守護するためにするべきことがあまりに多く、チャグム当人にそれについて明かすわけにはいかないことも、少なくなかったということなんでしょうけど。
とりあえず、タンダのように楽観的に、地図ほっとくーとはいきませんので、バルサは水車小屋へ走っていきました。残されたタンダは大変です。どう大変かというと、後世の人間が見たら「ぅあちゃー」とか題名がつきそうなくらいの大変さです。知りませんけど。
でまあ、一番の問題は、CM画面の精霊の卵が、エビチリのエビにしか見えないことなんですが(知らんし)。
さて、後半ナンバーワンで画面をはったのは、赤ペン先生です。生徒の回答に着々とαマークをつけていきます―――って、ある意味間違っていません。レッド一号が、ブルーが書き写したアジト候補で、違うっぽいものをチェックしてるようです。どうやら適度にみんな帰ってきたようで、そこに、「どうやら何でも屋のあそこがクロだぜレッド一号!」とブルーが報告。過剰反応過ぎるレッド二号も、ノリノリで強襲準備に取り掛かる中、……
レッド一号「ジン。お前はシュガ様に報告し、ここでお待ちいただくよう取り計らってから合流しろ」
……あんた、あれだけ「行動に移す時はつれてけ」って命令してた砂糖をハブにするんですか?
そんなことはどうでもいいのか、「俺あいつ嫌いなんだけど」と嫌悪タダ漏れのレッド二号に対し、リーダーがリーダーっぽく、チャグムがらみの行状が加熱しすぎとたしなめます。やはり最近のこやつ言動はモロバレですよね。まあ一番の見どころは、ちょっとしゅんとなったレッド二号にメモを渡したブルーの、あの行動ですよ。一言の言葉もかけないで、軽い仕草でっていうのが、また格上がりますよね。やっぱりあんたブルー……ブルーの鑑(かがみ)だぜ! (DNDDはちょっと昔の戦隊モノが大好きです)
で、そのころ―――って、うわあ、まず画面にいっぱいでた人たちが、ぶっ倒れてるシュガにたかった野次馬かと思ってびっくりした! でもまあそれは杞憂でした。わらわらしてたのは湯屋にやってきた客らしいです。そのわき道から、すげぇふらふらの砂糖が出てきました。よわっ! おま、そんな強打されんか!? みぞおちで、そんなに長く気絶するかなぁ……いや、横隔膜のとこをがっつり打たれたのかな、そしたらろくに呼吸できないしな(ぶつぶつ)……
そして、決心までえらく長丁場を踏んだ出っ歯が四面楚歌はなはだしいシチュエーションになって、せめて歯だけでも逃がしてる頃(嘘です)、やたら不満そうなレッド二号が、砂糖に発見されました。駆け寄ってみると、砂糖は橋脚のはしっこでげんなりと消耗しています。
ジン(今なら殺れる……)
どん、どちゃ ←砂糖落下音
とか悪魔の囁きを代弁している場合ではない。
「先程……か?(既に薄暮も終わる時間帯)」「連れ去られた……のか?」「あまりに唐突でどうすることも出来なかった―――って、ネタバレすること以外は、か!(ネタバレ=アジトを掴んでいること、サグムが死んだこと等)」といちいちツッコミどころの多いせりふを吐き出すシュガですが(まあ「連れ去られた」というのは、自分が悶絶する直前までチャグムがシュガーとかシュガシュガルーンとか連呼していたので、そう感じ取られて当たり前だとは思いますけれど)、「出会ったのがわたしであったら、チャグム逃げとるって」とこれまたツッコミをいれずにおれない言葉をレッド二号も出していたのですからお互い様です。まあ一番気になったのは「用心棒は東に逃げた」というシュガの目撃情報なんですけど。あのクソ狭い道だと、元きた道へ戻るか、砂糖を乗り越えて反対側へ進むしかありません。しかもこいつ、直後に気絶しました。だというのに、「東」とやたら確信を持って断言しています。なにゆえ?
とにかく、例の「ぅあちゃー」と題名のついたタンダがチャグムを先導して逃亡していた頃、水車小屋では出っ歯が一念発起! とにかくバルサに危険信号を、という一念の元、地図を燃やし、続いて放火に移りました。合流したレンジャーが大人数で手はずを整えているあいだに、がんがん炎は勢いを増し、百戦錬磨のレンジャーたちも戸惑い顔……って、あわわわ、トーヤが火だるま予備軍になって飛び出してきました!
バルサがイネ荒らししながら水車小屋のとこまでやってきたその前方にて、カリュウドレンジャーは出っ歯に尋問体勢(ジン&モン体勢にあらず)。イエローに問いただされた瞬間、騙されていたことに対する感情も相まって、思わず敵意をちら見せする出っ歯。おま、ほんとにチャームポイント折られるぞ! ―――と思っていたら、どうやら拷問は回避された模様です。イエローの肩入れが効きましたね。火消しの登場に、レンジャーはユーターンし、バルサもトーヤに感謝の念をつぶやきつつ退散。イエローの言動を見ると、カリュウドレンジャーも単に誇りを持って仕事してるだけで、血煙を好き好んで従事してるわけじゃないんですよねぇ(しんみり)。
ところで、鬼太郎の半ズボンが気になるんですが(まだいうか)。だって、短槍使いを討つかもってときに、なんでまた下部脚線という急所まるだしの格好で出かけにゃならんのですか?
とりあえず、トーヤ頑張ったね! 彼が泣き叫んだのは、またバルサの足を引っ張ったとか、今もこんなことしか出来ないとか、そういった自分への悔しさや怒りだとかあったのでしょう。
そしてその他各々(おのおの)、タンダはチャグムと腫れ物に触るよーな雰囲気でバルサを待っているし、ジンはまだ走ってるし、砂糖はほんと移動遅ぇし(マジでそんな殴られたんですか?)、バルサは棚田を走ってるし―――という感じで、夜は更(ふ)けていきました。
その頃T:借家じいさん「わしの家がーーー!!」
「わしとばあさんの青春ランデブーポイントがぁーーー!!」 焼失
じいさん孫「明日があるさ」 ←気休め
大事に使ってくだされっていったのにね。
その頃U:
火消し@「おいここに怪しい歯がいるぞ!」
火消しA「放火歯だ放火歯! 捕まえろ!」
田舎チルドレン「チャグムとおばさんをかえせえぇぇぇ!!」
放火歯(疑い)「うわちょ……いぎゃああぁ!
取れる取れる取れ―――あれ? 実は取れない?
取れないかも。いややっぱ痛い痛いいだだだだだ!」
いや、知りませんけど。死体が出ない火事って、どういう風に扱われるんですかね? バルサとチャグムが火をつけて夜逃げした……と疑われるのも妙な話ですし、トーヤがなんとか口八丁手八丁でちょろまかしてくれるんでしょうか?
ところで、気になるのが、次回予告の映像と音声の落差。「モチも香ばしい」の時のチャグムの愕然とした顔は何ごと?
まあそれについては、ちょっと漫画でも読んでから、考え直してみることにしませんか? 賛同していただける方は、どうぞー。今回は2コマに挑戦です。
アニメ17話
アニメ18話 いにしえの村
んで、まずは前回から逃亡続行のバルサなんですけど。なんかホームレスさんっぽい人が座ってる石段を駆け抜けて、廃寺みたいな羅生門みたいなとこにやってきました。ぴりぴりと気が立っているまま、ホームレスセカンドにうっかり短槍つきつけたりしてしまいましたが、そのまま鬱憤(うっぷん)晴らしのリンチへ移行する前に、
オアシス「バルサ!」
おかあさん癒して! 続いて、トロガイとチャグムも出てきました―――って、なんでトロガイさんだけ、全く別方向から歩いてきたんですか? そりゃ夜になると徘徊してまわる頻度が増えるのはある種の認知症の特徴ですけど、こんな時にまでそうせんでも(違うから)。まあ、薄らダークなチャグムと一緒にいたくなかったというのがポピュラーな仮説ですかね(それもどうだろう)
。
。
でまあ、バルサと同じく、トウミへ直行する案を採択するトロガイ。そりゃ、急いで行方をくらました方が安全でしょうね。と……
チャグム「バルサ! 俺は一度宮へ戻って、兄上のことを確かめたいと思う!」
まあ、そうでしょうね。
バルサ「だめだ」
まあ、そうでしょうね(本日2回目)。
チャグムも、理性的にそのことは分かっているのでしょうが、理性で抑えることができれば対義語として感情なんて単語があるはずもなく。バルサは相変わらず現実的な対処を優先し、彼女よりも得ている情報が少ないチャグムは優先順位がバルサと異なるために、どうにも不信感が募っている様子。あいだに立つタンダは困り顔。そして、余計な気苦労にはノータッチを貫く老獪トロガイ。初旅行がこんなに暗重いシチュエーションになろうとは、少なくとも「旅か!? それは楽しみだ!」と可愛さを撒き散らしていたチャグムは知らなかったでしょうに。どうなることやら。
んで、光扇京のカリュウドレンジャーと軟弱司令(砂糖)なんですけど。こちらも暗さは大層な変わりもなく、一室で物静かに話し込んでいます。どうやら司令(軟弱)、皇子と偶然出会ったことを話したらしく、そこへモンが噛み付いています。
レンジャー「チャグム皇子が!? 一体、どのようなご様子で―――」
司令(軟弱)「ヘキムームを値切っていらした」
正しい情報伝達です(嘘)。
にしても、以前と変わらぬ健やかな様子で溌剌(はつらつ)と―――って、そこまで確認しておきながら、バルサのことをさも悪人のように「連れ去られた」発言するんですから、やはりこいつ本性は黒砂糖にまちがいありません(なに言ってんの?)。
まあとにかく、話を続けようとすると、室外から駆け寄ってくる派手な足音がひとつ。そしてそれは勢いよく乱入! ばーん!
レッド二号「皇子の話なら俺も混ぜろおおぉぉぉ!!」
あー、ほお骨スネオの心の雄たけびが聞こえる。幻聴ですが。
でまあ、自分がふがいないことは自覚したんだけど多分「でも俺文官だから!」とかいう理由でぜってぇ直しゃしねぇんだろうなこいつと思わせる砂糖に対し、過ぎたことよりも次の一手を先読みすることを進言するお頭。今の自分の役割をよく存じてらっしゃる。
で、出てきたのは、トーヤの荷物でした。勝手にバルサの玄関先から拝借して来たらしく(罪状:置き引き)、中身を広げてみると、干し柿とかお餅とかでした。携帯に役立つ保存食群です。干し柿のしわとかリアルですねー。砂糖がもち取り上げたとき、うっかり夜食に食うのかと思いました。そしてその量から、旅行の日数を割り出し、その行き先を推測し始める皆々……って、あの保存食に、タンダやトロガイの分は含まれていないんですね。そういや、タンダはとっくに大荷物ととのえて持ってきてたもんなぁ。各自自分で準備、ってことでしょうか。みんなまとめて注文してれば、旅行の日程を誤魔化せたかもしれないのに。
で、青霧やトナン街道といったような知った名前が出て、ロタやサンガルの可能性が省かれていきました。むしろもうロタやサンガルやらいっそカンバルまで足を伸ばしてみんなでアドベンチャーを一発かました挙句、レンジャーは歴史の目撃者となるがいいですよ(大いなる夢)。で、どうも国境はありえないだろうということに落ち着き、トナン街道へ伝令じゃーと、国家権力行使を決定。しかし、チャグムは死んだことになっているというのに、どうやってチャグムを見つけ出す伝令をするつもりなんでしょうか?
多分1:金目当てで宮に放火してトンズラこいた極悪人バルサ、という話を蒸し返す
多分2:生贄さえ要した魔法によって強制的にチャグムを冥界から連れ帰り、それを旗頭に現世に反旗を翻した大魔王バルサ、という話を盛り立てる
多分3:むしろ死人チャグムに懸想された美熟女バルサが冥界に連れ去られる可能性について言及していく
ど・れ・に・し・よ・う・か・な(どれも不可能)。
そして性格はいざ知らず脳神経は聡明な砂糖によって、ヤクーの後ろ盾があることもばれてしまいました。というか、谷底から泥人形がどうこうとレッド一号が言っていたあの場にブラックかホワイトがいたら、もっと早く分かったような気がするんですけどね。DNDDが「畳すげえええぇぇぇ!」と見とれている隙に、新たな知識だどうだというのまでばれてしまっています。こいつ勘も鋭いんですね、さすが星の宮一の英才は伊達ではありません。
まあ、そんなの認めないがな!
そして、話にも出た東の原生林にて、擬似ファミリー一行が登山していました。無論、一番お疲れなのはチャグムです。体力面で劣ることもそうですが、ハートからくる圧迫感が、疲労に一役買っている事は間違いないでしょう。
タンダ「チャグム、疲れたのか? おぶってやろう(屈んで)、ほら、遠慮するな」
じゃあ遠慮なく(いそいそ)。
とすることが出来ないのが三次元存在の悲しさで、当の二次元チャグムも、一瞬迷う気配を見せはするものの、バルサにきつい口調でたしなめられてしまいます。バルサ……あんた昼間に「もうおぶってやらないよ」といった時、そんなつもりで言ったんじゃないでしょうに……
最高の癒し系「いいんだバルサ、俺は大丈夫だから。
昔からランドセルゲームで慣れっこだし」
タンダはじゃんけん弱いんじゃないかとね、しかもよりによって三回連続で「パイナップル」分歩かされたり、「次の電信柱までな!」のはずの日に限ってみんな習字道具や水彩道具のみならずカサとか朝顔とか持ってるとかね。でもあれ、運ぶ自体よりもむしろ、受け渡しのために上げ下ろしする方が疲れるんですよね(知らんし)。
チャグム(キレ)「分かった、自分で歩く……だから、歩きながらでいいから話してくれ!
兄上が死んだことよりも、重要であるという理由を!」
バルサ(地味ギレ)「今はそんな暇はない」
バルサさーん、「暇」を「余裕」に換言するだけで、結構人間関係潤うことがあるんですよー? (例:「今、遊びに行く暇ないんだ」→「今、遊びに行く余裕ないんだ」になり、「じゃあ遊びに行こうと誘った俺は暇だってことかよ」とウザい邪推をされることを避ける)
で、無論全体的な空気も悪くなり、要換気だなこりゃーとDNDDが勝手に気をもんでいると、
トロガイ「迷った」
一同:ぽかーん
ばあさんグッジョブ!! 年の功グッジョブ!
いや、トロガイのことだから、そうなんだろうという直感だったのですが、バルサの読みとDNDDの読みは一致していましたよえっへん(注※いばれる事ではない)。雨宿りをしながら、眠るチャグムを背後に、擬似夫婦の会話は続いています。ほほう、トウミ村―――タンダもかなり昔に一度だけ、あのサンタ顔したおじさんに連れられて行っただけとかで、そりゃあ道なんか覚えていませんよね。タンダの母方のおばあさんがヤクーであるという設定はまあまあ原作どおりなのですが(「母方のばあさん」というのが「母親の母親」なのか「母親の祖母」なのかによって、その意味も多少変わってきてしまいますが)、その方はある時、じいさんを引っ張って生まれ故郷のトウミへ隠遁して以来、音信不通であるとかで、多分もうお亡くなりだろうとの推測。輿入れしたはいいものの、ちゃらちゃらのヨゴ色文化に染まりかけた村に馴染めなかったんでしょう。
で、チャグム死亡説をどうするかということですが。一応、バルサの中でも、「トウミへ行って何らかの対処法が見つかったら話す」との区切りをぴしゃっと付けたようです。うむ。ずるずると先延ばしにするのは、ぬるま湯に浸かるよーなもんなんだぞ。だらだらと居心地よさを満喫しようとすればするほど、あとで湯冷めするんだ。つまり風邪を引いたり時間がなくなったりという、後から倍返しで弊害が膨らむんだ。分かってるのかそこの「いんじゃね?」が合言葉の惰性主義者! (誰だよ)
そしてひとりで道を探しに出かけていたトロガイが、お土産つきで帰宅。抜け道の発見プラス、蛇と何か丸いのを持ってきました。蛇、四人で食うには量として物足りないような気もしますが、まあ四匹捕まえて帰ってきたとしてもツッコミ対象となるだけですのでよしとしましょう。
そんでその頃、みかど戦隊カリュウドレンジャー+ホワイト司令(虚弱)なんですが、着々と擬似ファミリーのストーキングを進めていました。ホームレスさんのことは無宿人とか呼ぶのかぁと納得しているうちに、ヤクーの美青年と老婆の存在までチクられています。え? 美は余計? 気のせいじゃないんですか? ←お前がな
でまあ、鬼太郎が今までで最も長いせりふをしゃべったりとか(最短せりふ「っぐ……!?」←ばばあに一服盛られた際に発声)、トウミ村が行き先であるとばれたりして、
砂糖「馬は無理か……
よし、わたしをおぶれ」
いや、言いそうだなと思って。
とにかくまずは、ダブルレッドが連合組んで、トウミ村までGOすることになった模様です。しかし、またしてもここで砂糖が自己主張。事に及ぶ際はつれてけと。露骨に「うざっ」と反応を示しているジンですが、結局モンはそれを承諾してしまいます。しかしジン、まかりまちがってモンの次にお頭になったとき、次期聖導師(予定)のシュガと感情的にそりが合わない+感情を戦術に持ち込むという性格は、あまりリーダーとして相応しくないのでは?
で、擬似ファミリーの根暗なプチ旅行ですけど。体力任せの旅程なので、3日といえど、なかなか地獄です。具体的に言うと、トロガイが渋柿にハメられて味覚にダメージを負ったり、風光明媚な山のきわであっても頑なに暗い面持ちを維持するチャグムであったり、ひとり大荷物を背負っているにもかかわらずしっかりと急坂を登坂(とはん)し終えるあたりはやっぱ男の体力だよなタンダとか、もしかしてバルサが常に一番最後を歩いているのって全員分の足跡を消してきてるのか? とか、そういったのです。にしても、あの派手な鳥、どうやって盗ったのやら。
とその時、木蔭から飛び出して走り去る子ども! 追っかけてったバルサが、正体見たり―――って、なんかベトナムの子どもっぽい子どもでした。その子は、トロガイ、タンダとヤクー系の容姿の人間が出てきたことを期に、ゆるゆると警戒心を解いていきました。んで、
子ども「(タンダをみて)あの……あなた、クンダさんの……?」
なんて血縁と分かりやすい名前!
まあつまりその前髪ぱっつんチャイルドは例のトウミ村とやらの子で、クンダじいさんに激似なタンダをみて、もしかしたらと窺っていたら短槍によって狩り出されたわけですね。「クンダさんにはお世話になって」ということは、じいさんも薬草師ですか。
にしても、ましら酒? ましらって、猿ですよね? 猿が一役買って出来た酒か……うまそうだな。トロガイさんと一度飲み明かしてみたい(DNDDは酒という文化を愛しています)。そして、チャグムがやたら暗いのを気にしたのか、その前髪ぱっつんは、すげぇナージの骨使った道きり縄のところで、はしゃいだ笑顔を見せてみせました。田舎っぽくて可愛いです。にしても、ものすごい骨の量ですね。借家じいさんの軒下に吊り下げられていたやつなんかメじゃありませんよ。
というか……あれ? 骨の口ばしが長い? ナージって、あのOPにて飛んでるワシのようなあいつじゃないんですか? 原作の挿し絵のイメージから、ずっとそうだと思ってたんですけど。口ばし……長いような……? あれ? じゃあもしかして、サグム兄ちゃんが面倒見てたあいつがナージですか?
で、混乱するDNDDなんか放置して、あっという間にトウミ村なんですけど。
タ ン ダ が い っ ぱ い 。
え……ちょ、なにここタンダ量産工場!? 右を見ても左を見てもタンダばっかなんですけど!? 四方八方タンダがニギニギしてるんですけど!! 女も子どももじっちゃんもばっちゃんもタンダなんですけど!!
でまあ、明らかに「とったどー」という構図で獣を逆さづりにしているじっさんとか、きゃいきゃい鳥を追っかけてたガキ共とかも、ものめずらしい余所者の参上に対して円陣組んで高見の見物です。ニポポ人形が見守る中、このタンダ系無差別クラブ「パラダイス・ワイルド」を管理・運営するという夜の帝王(仮)のソウヤさんが現れました。
ソウヤ「成る程、クンダさんによう似とる」
大合唱「はっはっはっはっは!」
そ、そんな爆笑を誘発するほど似てるんですか?
しかしまあ、クンダさんは2年前に他界なさったとかで、爆笑の物証を得る事はできず―――って、死んだ当時、一応身内なのに、その連絡タンダには来なかったんですか?
まあとにかく、今のバルサパーティーに必要なのは、じい様という現物支給ではなく、古い知恵という抽象的支給ですよ。しかし、タンダがニュンガ・ロ・チャガという単語を出した途端に、空気はやたら暗転。あまり路上で大っぴらにするには好ましい話ではなかったようで、村長ン家に招待されました。
そして、モチも香ばしいおうちの中です。モチというよか、きりたんぽがいっぱいです。そんでもって、ちゃっかりとトロガイましら酒飲んでるし! お米は、縄文時代などに食べられていた赤米なのか、赤飯なのか知りませんが、おいしそうですね。DNDDにもがっつり味見させてください。特に酒。
まあ、その場に似合わず、話の空気は暗いんですが。
とりあえず、ソウヤさんの、親父の早死にした兄さんとやらが、ニュンガ・ロ・チャガだったという展開。原作ではタンダの血縁つながりの人から、そのニュンガ・ロ・チャガについての知識を得ていましたが、これはこれで自然です。で、原作からオーバーになって自然とは言いがたくなったのは、語り部がもう存在していない、と断言される状況であること。むう、語り部の修行とやらを、村長は「好きじゃない」というアレといえばアレな理由で、ソウヤの母ちゃんを最後に廃止したそうです。好きじゃない、でやめるんですか? まあ、そんなもんなのかもしれませんね。元々、いくらかのヤクーは山に逃げ込んでしまったとはいえ、その他はゆっくりヨゴと混血する道を選んだという、温和な種族です。時代に合わせて、語り部だろうが建国正史だろうが何でも受容していく形質なのでしょう。
シノラー「あの! わたし、おばあちゃんからいつもお話聞かせてもらってたから、少しならお話できるかも!」
シノラーって今どきの人、分かりますか? いやDNDDもよく分からないんですが。なんか昔、妙な話し方と、ごてごてに安っぽいアクセサリーつけまくった衣装と、前髪ぱっつんで売ってたタレントの真似をしてた女性陣の総称なんですけど。この子の髪型を見てたら思い出して。
で、こーいったことはトロガイのうら若き娘時代から変わりないらしく、語り部にはやはりヤマビメ。シノラーはヤマビメでばあさんを懐柔し、ヤクーの伝承をちょろちょろとパクっていたようです。
シノラー「ニュンガ・ロ・イムは、大きなエビチリみたいな精霊で―――」
ですよねー。
え? 嘘? 信じるか信じないかはあなたしだいです。
そして、話は続いていき―――
きりたんぽ「俺ら焼かれ損?」
食 べ て あ げ て !
とにかく、ニュンガ・ロ・チャガの語りに入ると、他人事とは思えずに、どきどきサスペンスなチャグム。タンダママが気遣わしげに視線を寄越しはするものの、それ以上踏み込むことはできません。なぜなら。
ソウヤ「その話なら、わしも聞いた覚えがあるなぁ」
タンダ「覚えてるなら教えてよ!」
と突っ込んでいたからです。まあ嘘ですが。
そんで、狼煙とかで連絡伝達しながら、じゃんじゃん近寄ってくるカリュウドレンジャーズなぞつゆ知らず、シノラーは動作と一緒に覚えてるらしい伝承話をどんどん進んでいきます。そして、
シノラー「大きな爪で、真っ二つに引き裂いてしまった……!」
すぷらったー。にゃぎゃー(間延びした悲鳴)。
そこで気になるのが、「斬り裂く」じゃなくて「引き裂く」という表現だったことなんですけど。「斬り裂く」ではないんですか? 引き裂くって、引っ張って裂く、つまりカニカマとかを左右に引っ張ってぴーってするアレでしょう。巨大な爪を使うんなら、斬る、だと思うんですけどねー。
そんでもって、大変なのはチャグムですよ。急激な過剰ストレスに耐え切れず、過呼吸発作らしきものを起こしてしまいました。袋! なんでもいいから袋を口にあてろ! 自分の吐いた息をもう一回肺へユーターンさせるんだ! ←らくちんな過呼吸への対処法
そしてそんな対処も間に合わず、ぶっ倒れてしまうチャグム。倒れる先としてバルサを選んだのは、本能的に頼りがいのある左側を選んだ結果といわざるを得ません(右:タンダ)。そしてバルサがおチャグの正体を明かし、シノラーが「やべっ調子乗った!」と気色ばむ中、場面は暗転し……
という続き物で、次回へごーです。シリアスな展開の中でこんなん描いてていいのかとも思いますが、とりあえず四コマも用意していますので、お気に召しましたらごらんください。
アニメ18話
◎おまけ◎
DNDD、いつも、DVDあにめ鑑賞→感想・漫画を書く→DVDおまけブックレットを読む、という流れなんですが。感想や漫画を描いてから、はからずもブックレットと重複しているところを発見したりすることもなんでか多いので、毎回たまげています。「刀鍛冶」の日本刀うんたらはどんぴしゃでしたが、やたら脇役が気になると言った回には、脇役にかける情熱について語られていてどうしようでも後から直すのも感想としておかしいよねどう思うチャーリー?
「オレ勝山だよ。誰だよチャーリーって」
あんたの父ちゃんだよ
とかそういう某小説を思い出した事態に陥ったりしたわけです。うう。書くだけ書いていても、毎回なんだかんだと冷や冷やするものなのです小心者は。
でも今回、ものすげぇ感じで裏切られました。ブックレットにて。例えるならですね、サスペンスドラマで「この親友が裏切るんだろ日々の劣等感とかそういうのの逆ギレのアレで」とタカをくくっていたところ、最後の15分に入るという時に停電とか、そういうのです。まさかドラマの登場人物どころか電力に裏切られるとはみたいなね。強すぎる意外性は行き着く先は犯罪しかないんだぞ電力おまえ分かってんのかみたいな忠告が無差別に脳裏に浮かんでくるくらいのね。いや知りませんけど。
まあ、とにかくブックレットですよ。シノラーとか、トウミ村の住民の設定の端書きとして髪型に触れた箇所があったのですが、そこにこんなニュアンスの一筆がしたためてありました(あくまで原文ではありません)。
「タンダがもみあげ出してるのは親からして毛深いから(笑)」
!?( ゜д゜)
「タンダがもみあげ出してるのは親からして毛深いから(笑)」
!?( д ) ゜ ゜
思わず読み返しました。しかし変わりません。タンダ毛深い? もしやこれタンダ毛深いっていってる? 何事。天変地異の前触れでしょうか。アニメ当初からタンダ爽やか説を推しだしていたDNDDは立つ瀬もありません。いや多少の毛くらいあり得ます。大人はみんなあります。普通です。脇や股や百歩譲ってチチ・乳首近辺もアリだとしましょう。問題はへそです。どこからどこまでがへそげだかわからないような状態だった場合、世界に生息するアニメ「守り人」ファン5万2百人に与える衝撃はたまったものではありません。
とまあ、この辺まで考えたあたりで飽きました。漫画だし。
多分アニメタンダは毛はどうであれ爽やかでしょうしね。裸祭りへの参加はありえませんし。こうなったらまあ大体おーけいですし、それでマンセーです。
いやマンセー(万歳)って、毛に対してではありませんよ。当たり前ですが。