第11話 花酒をタンダに
タ ン ダ が つ い に 嫁 入 り か 。
見た感じアレだろ? 三々九度のさかずきを交わした後、酒に浮かべてた花を投げるんだろ? 取ったら次の花嫁なんだろ?
いや何の疑問もなくそのよーな捏造を受諾している場合ではない。なんという期待はずれか、しょっぱなから画面に出たのは歯の野郎でした。なんだなんだ。金子(きんす)を持ってんのにしょぼっちいフェイスをしております。
表情はしょぼくても歯はゴージャス「こんな金……あいつがいないんじゃ、もう何の価値も無ぇ」
ぽちゃ
おおおおおおぉぉう!? 出っ歯がトチ狂いました。ちょちょちょちょちょ、何してんのお前何してんの!? お金すてたよこの子! DNDDにはトーヤの後ろの犬の散歩じじいが、
トーヤの後ろの犬の散歩じじい「しめた(にやり)」
とほくそ笑むのが見えましたよ!! ←幻視はなはだしい
さて、次いで、なんかカメラは都ではなく田舎風景になって……あ、あのロバ、トロガイが誘拐かました被害者ですね。おうちついててよかった! てことは、タンダのおじさん家か。居間の映像になり、そこでは寝込んでるサヤをタンダが診てました。なんか分からないうちに、急に卒倒したようです。なんで?
選択肢@仮病
選択肢A貧血
選択肢B神がかり
そして急に目覚め「ここはいずこじゃ……我が勇者はどこにおる!」と勝手にキレ始め、
成り行きで勇者イベントに巻き込まれたタンダの運命の幕が開ける。
タンダ「首を洗って待ってやがれクソ魔王―――すぐにでもその喉、洗いきれねぇくらいの血に染めてやるぜ!」
なんだこの勇者っつーか血に飢えた暴徒は(あんたの妄想だ)。
まあすべからく嘘ですので放置しておきましょう。にしても、この明らかにヤクーの民族家屋のなかで浮いてる兄さんと婆さんはなんじゃらほい? タンダのおじさんは「めでたいことがあったから花酒を飲んだ」とか言ってますけど、この人ら明らかにめでたいことがあったツラ構えじゃないじゃないですか。
と。そこにやってきたのは―――
タンダ「チャグム! 一人できたのか?」
バルサ「村の入り口まではバルサと一緒に来た」
問い1:この会話文を受けて、以下の回答のうち最も適切と思われる選択肢を選びなさい。
選択肢@お尋ね者の名前を他者の前でそのまんま口に出すことになんら抵抗を覚えていない擬似家族に違和感を覚える。
選択肢Aタンダはむしろバルサに会いたかったのではないかという邪推が思わず浮かんでしまうことに違和感が無い。
選択肢Bこの声掛けは一体いくつの子に向けての「はじめてのおつかい」ですか?
うむ。どうやらサヤ、魂が抜けているとか何とか。「夢の守り人」の時期(例の花が咲く季節)でもないでしょうに、ずいぶんと弱っちいソウル持ちだなぁ半デコ……と思っていると。
タンダ「居眠りしてるときに、カクっとなって目が覚めることってあるだろ?
あれは、魂が抜けた瞬間なんだ」
や べ ぇ さ っ き 抜 け た ! !
ごめんサヤ、DNDDの魂の連結も薄弱だったよ。お互いに溶接補強しよう、はんだごてで。
さて、場面は、なんか含みをもったタンダからバルサへ。トーヤを探しますが、タンダが保証人かなんかになってトーヤに借りてやったらしい家はもぬけの殻。当の出っ歯は、住み慣れた橋の下へユーターンしてみたところ、もう場所をとられていてうつになってました。あんな場所おいといたら、そりゃほかの孤児がうはうはで転がり込むに決まってますよ。その鬱オーラをばっちり姐さんに発見され、どうやら事の発端らしい思い出のカミングアウト開始です。
やたら豪華なメシが、これでもかと並んでいます。和食っぽいですな。トーヤとサヤと、ダブルあごのオババが同席しています。トーヤは早速ごはんを行儀悪く征服しに掛かり―――って、迷い箸どころのさわぎじゃありません。なんだこのマナーのシカトは! 「うへぁ」と思うDNDDをよそに、オババは余裕しゃくしゃくで笑ってみせています。
オババ「ブふふ。肥えろ肥えろ」
食われる!! 逃げてトーヤ!! せめて歯だけでも逃がせ!!
とか思っていたら、話の中心はトーヤでなく、サヤのほうでした。なんだこれ。奉公にでも行くのか……なんだ縁談か。あ、前回のあの「サヤを嫁に欲しい」って話ですね(頭のめぐりが遅い)! てことは、あのおじさんちで陰気だった親子はサヤの相手か。嫁―――いわゆるアレですね、建前とっぱらった世間では、持参金で買い取ったメイドなんだからとか揶揄されるアレですね。そんでホントに持参金っぽい金貨を示されるトーヤは、メンタル的には娘兼妹らしい半デコを手放したくないらしく、非常に渋っています。が、当のサヤがあっさりと受け入れていたやら何やらとなり……
で、今に至ると。
……見合いの段取り接待の後、ずっと徘徊してたんですかこの前歯?
まあそんでもって、見合いの前後に半デコはぶっ倒れたと。新妻(予定)の彼女のとんだサプライズ攻撃に、若旦那さんも困惑気味です。なんかいまいち頼りになりそうに無い色男な若旦那、お母さんっぽい人の隣に座る様子はまさしく伊勢丹の謝罪会見を彷彿とさせます。
※伊勢丹の謝罪会見とは:
なんぞ有名な由緒あるバブリー一族が、2007年末にとんだ偽装だか捏造だかが発覚したおりに行った謝罪会見にて、記者に問い詰められた現社長(男性:もうそろそろおっさんからじいさんへの過渡期な年齢)に対しその母親(っぽい女性:無論としより)が延々と回答せりふを耳打ちし続けるという、無様というか呆れるというかDNDDにいわせれば気色悪いこと限りない風景が繰り広げられた事件。まあ気色悪いことラーメン混じった反吐の如し事件ではあるが、人間トシ食うだけで成長出来ないといういい見本でもあるので、ここを見ている中高生は後輩に対して学年差だけをかさに威張らないほうが無難であろうと予測される。ちなみに「如し」としたラーメン混じった反吐であるが、早朝の駅であるとか、早朝直前のカラオケレストランなどでランダムに目撃されるため、百聞は一見にしかずーな方はそのあたりに見学に行ってみるのが吉である。
というアホは人生の無駄すぎる使い方なので話をリターンしますが、「嫌だ!」でスコーンと抜けるんですかね魂って。なんか、ダブルあごババ(モンスターみてぇな名称ですねコレ)が居心地悪そうな雰囲気なのが気にかかります。と、そこに保護者気取りの被保護者(出っ歯)が特攻をかましてキレ―――
なんと、見合い話はダブルあごババの一計であったことが判明しました。
独身女「いい話だからってんで、丸め込んじまったってとこだね」
まあ、田舎にいるおせっかいな方がやらかしそうな展開ですよねー。親密というか緊密な縁もはなはだしいゲマインシャフトについてまわる因縁ですよ。バルサの発言は、流れ者である印象を強めます。世の中、自分の娯楽というか人生の利潤というかのために、無責任な縁結びを展開しようとする人はいるものです。タンダが餌食にならずにすんでよかったですよ。
そんでもって、ひたすらドライにツッコむチャグムによって、現実にどう対処するかの話になりました。ほう、魂よばいとな。<花>のアレですね。しかしまあ、
一般視聴者「夜這い?」
一般視聴者2「できるの? (=ンな甲斐性なさそう)」
※別ヴァージョン
別・一般視聴者「夜這い?」
別・一般視聴者2「できるの? (=バルサ相手じゃないのに)」
※他ヴァージョン
他・一般視聴者「夜這い?」
他・一般視聴者2「できるの? (=肉体相手じゃないのに)」
こうなった人、結構いらっしゃるのではありませんかね?
さて、なんかとりあえず薄暗い空気ではあるものの、魂よばいをすることになった模様です。皆さんが別室に退室しダブルあごババのメンタルリンチを開始するのを尻目に、部屋に残ったバルサがタンダとコミュニケーション。てっきり、呪術に使うススキでも一緒に取りに行こうか(『夢の守り人』ではススキを筆頭にさまざまな呪術道具をそろえて姪っ子へ魂よばいを行っています)とでもなるかと思いきや―――
バルサ「魂よばいは、トロガイ師に止められてるんじゃなかったのかい」
マジですか。やはりアニメタンダ、原作タンダよりもヒヨッコというかヒヤヤッコというか(なに言ってんの?)。まあとにかく、井戸からだったら成人男性ひとり引きずり上げる自信満々なバルサの力量(恐らく60kg半ばであろう男性を20数メートル垂直に引き上げるという荒業)を確認しつつ、なんか『闇』で繰り広げられた「枕元になんちゃら」っぽいせりふが。結局あんたらはお互い同士に帰るんかい。んで、儀式となり―――
タンダ「魂よ羽ばたけ……大空を舞う鳥のように」
だ せ ぇ 。
なんだコレ。なんか安いポエムに一気にブチ壊されました(そこまでいうか)。原作のシャーマンみたいな雰囲気の方が好きですねDNDDは。アニメになったら、口パク+例のススキの動作かと思ってたんですけどこれは……しかもこの一言でカコンと抜けるなんて……まあ、ロウソクの火の感じは好きでしたけど。
タンダ「何だ……失敗したのかテヘ☆」
いやテヘ☆は擬音ですけどね「この時のタンダの表情の愛らしさを造語で表現せよ」とかに対するお遊び解答ですけどね無論正式解答は「自爆誘発睫毛に順ずる」とかそんな感じですけどね。
にしても、失敗かよ! と思っていたら成功していたようで。うああああぁ、網というか蚊帳の描写が、いい意味で気持ち悪い! そのすり抜け技でバルサにちゅーするかと思えばそれも無く、どさくさに紛れて風呂でものぞきに行くかぁということもなく。至極まっとうにソウル状態を満喫し、同じく魂なサヤたんもしっかり発見。床板がっつり踏み抜いて(踏み抜いてません)、半デコを説得しにかかりました。
サヤ「ホントのきょうだいじゃないから……トーヤがいずれ罰を受けるって―――!」
タンダ「そうか……でも安心おし。むしろ、あのダブルあごババが処罰対象だよ」
しかしトーヤが罰って、どんな法解釈からそうなったんでしょ? てか、サヤつれて暮らしてたら、何の罪になるってんでしょうかこれ。未成年略取とかそんなん? あれ? 刑法? 民事法?
まあ現代日本の六法全書なんて新ヨゴに当てはめたところでTHE☆無駄なので次にいくと、
おだんご「トーヤはね、君が倒れたって聞いてすっ飛んできたんだ」
半デコ「トーヤが! ……でも駄目、わたし、死んじゃったみたいなの」
おだんご「その理屈じゃ俺も死んでるじゃねーか」
と思ったのはDNDDだけですかねと思った途端―――
タンダおじ「どうだね?」
アアアァァァ来んなアアアァァァ!! 戻れなくなる!! 漫画『天使禁猟区』の無道刹那みたいになる!! タンダが女のからだに入って復活しちまう!! ←ないから
と冷や汗だらりんこのいちファンをよそに、サヤはちゃんとからだに帰りました。よかったね(タンダがアレクシエルにならなくて)! ていうか、あのプリンセスホールドはぜひ出っ歯にさせて欲しかったんですが。若旦那一行が心配して出てこなかったのも気にかかるところ。破談の相手に用はないということなのか、それとも
タンダおじ「ちょっとサヤくんの様子を見てこようと思うのだが、若旦那はどうします?」
若旦那「先にお行きになられていてください。このババアの関節が残ってる間は殴り続けると心に決めたもので」
さて、そんな撲殺天使なブラッド混じり妄想は置いといて。
バルサ「あんた、帰れないんだね」
タンダ「―――参ったよ。帰り方が分からないんだ」
は?
ちょ、なにしてんの!? トロガイ師なにしてんの? 普通、チャイルドのファーストなお使いだって、行きかた教えたら帰り道だって教えるでしょうが!! ありえねぇしマジありえねぇし! とかパニックになっていると、お互いに一方通行な昔語りをはじめました。むう、これが以前から言われていた2年前のケンカというやつですな。そんでもって、自分の独り言しか聞こえないバルサと違い、外界すべての物音を聞き取れている幽体離脱なタンダはケンカがいい方向に作用したことを知って自分なりに満足したはいいんですけど、自分ひとりで満足したところで全くナッシング意味であると気付いたようで。「くそ、なにやってるんだ俺は!」と正気に戻ってくれました。ほんとなにしてんですかアンタ。でもって、うっかり外に向かって足を踏み出し―――
って、ものすげぇ勢いでナユグに突っ込んじゃっタンダ!! ごああぁぁぁ!!
予告の時にこのシーンをガン見してなければ、心臓ばくばくになってましたよ。大自然すぎるナユグがとてつもないビジュアルでもって心に迫りまくります。ゲンゲのよーな潮吹きナマズ、コケ山ガメラに地味フェニックス、アレですか朱雀とか玄武とかそーいうやつですか? 背後には竜の巣、竜の巣だ―――父さんは正しかったんだ! ラピュタはあのなかにあるんだ!
※ゲンゲとは:見た目がひたすらにキモい細長い魚。特に顔面はブサイクで、悪い意味で夢に見そうなゲソ加減である。からだはほとんどの組成がコラーゲンだとかで、生の状態だと内臓までスッケスケ、干物だとあたかも♪のような形状となる(♪の下の丸いところが頭)。DNDDの地元だと味噌汁の具として投入されるのがメジャーであるが、その全貌を一度見たものは絶対に嫌がるだろうというほどグロいフェイスアンドスタイルである(しつこい)。煮たやつを食べてみるとプルプルしていてそれなりに美味いが、そもそもプルプルとか魚の食感とはいえないので、コイツを魚肉と称するには無理がある。コラーゲンなのでナマ肌の気になる人は食え。
ちゅー感じで、サグとナユグのボーダーラインに立ってるタンダ。あまりの凄さに圧倒されて、今の自分も忘れて呟きます。
タンダ「なんて世界だ……」
DNDD「なんて背中だ……」
こっちも思わず呟きましたけどね真っ二つのタンダに向かって。だってあまりにもセンター分割されてんですもんコイツ。
でもって、サグな家の中でチャグムと扁平なおにぎりを発見し、ようやっと現状把握した模様。うっかり異世界の壮大さに巻き込まれたためか、「本気でどうにかしなくちゃな……」と深刻さもペラい調子でぶつくさしてます。あんた浦島太郎になっちまうぞ。
と、そこに現る一匹のチョウチョが。おおう! いい仕事―――いい仕事してるよIG! アンタ……輝いてるぜ! いやまあぜひ一度ごらんあれというか、蝶を使ったこの演出すげぇすきです。花(多分シグ・サルア)によってサグとナユグにまたがることができるということをさりげなく―――
って、あれ? チャグムが食うはずのシグサルアって一輪だけじゃないんですか? 今食べちゃったよ?
でもって一生懸命サグのさかずきをナユグから掴もうとして不可能だったタンダはチャグムに電脳ハックをかまし、伝言を伝えさせました。
うっかり被・電脳ハック「あの花酒をタンダに飲ませるんだ! サヤが魂抜けを起こしたのは、あの花酒が原因なんだ!」
姐さん瞬間ばっと駆け出し、さかずきを引っつかんだかと思うと―――
非常に正しいやりかたでタンダに酒を飲ませました。DNDDはもっとしっかり鼻孔をふさいだ方がいいと思いますが、それ以外はほぼばっちりな手並みです。
いや、ちゅーで飲ませるとは思ってはいませんでしたよ。思っていませんでしたとも。うん。
で、完全回復した様子の半デコと出っ歯が家から出て行く構図は、すっかり若夫婦です。いいなあ仲良さそうだなあ。
タンダ「サヤがトーヤのことをなぁ……お前、気づいてたか?」
バルサ「いや。今から思えば……ってとこはあるけどね」
チャグム(きょろきょろ)
タンダ「(ふわりとしイイ笑顔をひっこめて)―――なんだよ?」
チャグム(にやにや)
タンダとバルサ(……にやにや……)
タンダとバルサとチャグム(にやにや)
この空気感が!! このほたる飛び交う中でニヤニヤさせられる空気感が!!
タンダ「二つ月か……。あれさ、ナユグの世界の太陽だったよ。満月の時にサグとナユグが引き合うって話、多分本当だ」
タンダとバルサも便乗して引き合ってください物理的に(また無駄なことを)。
という感じで、この話はこのよーな感じで。漫画まで読まれる方は、ぜひとも以下をクリニックじゃなくてクリック。
アニメ第11話
第12話 夏至祭り
夏祭り。真冬はなはだしい12月に夏祭り。まあしょーがないんですけど。
でもって、とんぼブンブンする中、チャグムへたくそに薪割りしてます。振り上げて振り下ろすのに、力込めたら駄ァ目だっつーの。しかも、力が入らない子供はちょっと薪のてっぺんにナタの刃を食い込ませた後は、ハンマーで釘を打つように細かくコンコン打った方が負荷も少ないし、ヘタうっても刃こぼれしねーしって、なに指導してんでしょDNDD。
と、そこへ、うきうきした村人一行が通りかかりました。チャグムがバルサにそれについて尋ねると、どうやら夏至祭りが近いらしいです。
バルサ「この辺じゃ襟のはだけ具合で、祭りまでの日数が分かるって言われてるんだ」
じゃ、タイトル画面の下着姿のバルサはうきうきしすぎた結果ですね(はだけすぎて上着全裸)。
つーかバルサ、チチ支えるような革鎧というかそんな装備をしていないのは冗談抜きにして痛いと思うんですけど。支えていないと動いた時チチの付け根からぶりんぶりん揺れて激烈に痛いというか、半端に支える運動用でない下着を着用していると乳頭裂という怪我をするというか←セクハラですかねこれ?
ところで、チャグムの、農民の夏至祭りの時期がどうたらという話なんですが、そーいうことになってるんですか? 都の建国祭と違うとか、これは原作とは違う展開のような―――おチャグは「夏至際と建国祭は、もともと同じお祭りだったが、農民だけ夏至まで時期をずらした」と言ってますよね。てことは建国祭イコール聖祖トルガルが、水妖イコールニュンガ・ロ・イムを孵した日も、夏至ではないということですよね? あれ? タマゴは夏至に返るのでは? 春分の日でしたっけ? しかし春分は、タマゴが産み付けられた日であったような……むう。まあいいや。おいおい知れることでしょう。
そして、やはりチャグムはバルサを気遣って「宮なんか」発言。いい子というかなんというか。そこへ、いつぞやのガキ大将ズが現れました。すっかり仲良しになったのか、ルチャとかいうスポーツをやらかすためにすっとんでいきました。にしても作画、なんかこの時のバルサ目ぇ離れすぎのような。
チャグム一行は、神社のようなとこを通り過ぎて……って、またしてもCG臭い人が。どーにもこないだの賭博の回から、モブの方々に混じってるわけわからんやつらが気になります。まあとりあえず、ウソップ鼻の石像などがある神社の境内。八武人とかいう国のヒーローらしいです。ふむ、水妖をトルガルと倒したのか。その話題でわたわたと盛り上がっていると、なんかとにかくムチムチピッチリなロシア人っぽい小僧が、偉そうに声をかけてきました。旅商人の子―――って、こんな田舎の祭りにも来るんですね他国からわざわざ。にしても、なんでチャグムの周りのおガキ共はこんなケンカ腰なんでしょ?
むしろとかちそのもののガキ「なんで流れ者の言うことなんか聞かなきゃならないんだ?
お願いがあるんなら、頭でもつけて頼んでみろよ」
ちっさいバルサもこんな目で見られてたんですかねぇー。てか、初期はチャグムも「流れ者」が「新参者」にすり替わって同じこと言われてたんじゃなかろうか。
そして当たり前というか何というか、とかち似のガキ大将は、やはりけんかを買ってしまいました。負けるって! 雰囲気からして負けるってお前!
ロシア人「おらおらおらおら!」
とかち「うあー!」
案の定負けてるし! ポラックとかいうぶん殴り技のおかげで、ボコボコのボロ負けです。大体、あんな相撲が格闘技に勝てるはずが無いでしょう。コニシキだかアケボノだかも負けたじゃありませんですかン年か前に。―――ってか、あのつり目の女の子、ガキ大将の妹なんですか。またこんなとこでもビジュアル格差ですね。
勝ち誇るムチムチ「これでお前ら、全員俺の子分だからな!」
ほっといて帰れみんな。こいつ友達ほしいだけだぞ絶対。
で、自分たちが勝負に負けたことから帝まで馬鹿にされてチャグムが怒り出し―――っておチャグ、まだ親父のこと好きなんですか? ヤーサムとかいうロシアビジュアルのガキ、「何で俺が子分の言うことを聞かなきゃならないんだ」とか言ってますが、子分の言うことに耳を貸さないリーダーはリーダーではないですよ。まあとにかくチャグム、帝の名誉をかけて再勝負をすることになったようで。
濃いガキ「俺が勝ったら、みんなの前でナメクジを食べてもらうからな!」
ナメクジ ← 今週ノ飯
なめくじって、毒だか寄生虫だか持ってませんでしたっけ?
で、その夜。おチャグは茶碗を洗いながら、バルサに例のムチ肉野郎の相談をしています(このせりふに、戸惑いはあれど、悪意が全然入っていないのが育ちのよさというか)。人種だとかいろいろな話を聞いていると、ロシア人というよりもアメリカ人の印象が強まります。古来日本人のような外敵の無い単一民族と、常に自己主張せねば搾取されると思い込みがちな混合地域民族。そら、比較対象でみりゃ気性も激しいわ。
どうやら、勇気とコツとやらで、小細工を伝授してもらえるかも―――と思えば、お祭りで披露という話になって、バルサ急に態度を冷めさせました。
バルサ「祭りにゃ、裏の人間もやってくる」
想像ビジョン)はしゃぐレッド二号「わーいわーい!」
保護者レッド一号「こら勝手に遠くに行くんじゃない! また前髪がこげるぞ!
おいこらカリュウドブルーとピンク! チョコバナナでチャンバラごっこするんじゃありません!」
ブルーアンドピンク「「あとでちゃんと食べるもーん」」
そりゃ見たくありませんよンなファミリーシップ。どうせあの鬼太郎は半パンなんだろうが。
そして、真っ当な話にぐうの音も出ないおチャグ。夜空を見上げて「仕方ないんだ……」とでも言い聞かせているのか、はたまたあまりに成長してトグロ巻いてるニュンガ・ロ・イムのタマゴが気持ち悪いのか。UFOみたいな形になってますよタマゴの中身。
そんなこんなで次の日。土俵をあきらめきれないチャグムは、やはり勝負に勝つ方法をバルサに聞いています。
バルサ「祭りに行かないって約束するってんなら教えてやろう」
チャグム「したくね」
とは言いませんでしたが、そんな雰囲気のチャイルドに向けて、バルサは水車の話を持ち出しました。ほうほう。質量差のもたらすパワー差をそーいう感じで表現するとは。なんか物理の表現として正確かどうかは微妙なラインの会話ではあると思うのですが、分かりやすい揶揄ではありますね。
そんでもって、夕方、夜と日が暮れて―――火くれ? 火食らえ? なんかよく分かりませんが、群集に向かって倒れたら大惨事もはなはだしい火柱をゴーゴーやってます。気になるのは、あの全身ワラでくるまれて踊ってた人。あれ何の役なんですか?
選択肢A:トルガル
選択肢B:トルガルにとりついた聖霊
選択肢C:むしろ聖霊にとりついたトルガル
とかやってるうちに、……っておい、チャグムちゃんと家にいるよ! てっきりバルサとの未約束なんてばりっと破ってすっとんでくという青春を予想していたんですけれど、やっぱ腐ってもプリンス、理性で物事を測っているようです。んでもって、火ぃ食らえぇ〜だった方々がやってきました。
祭りの人「町内会費ください」
バルサ「まじでか」
というやり取りもなく、ふつーに夕ご飯へと話が流れていく擬似家族。うなぎだうなぎ、今週ノ飯だ―――って、タンダは!? お母さんがいない!
まあ孤食世界に生きるDNDDはンなことほっときますが、とりあえず薪割りはおチャグに任せて、バルサはうなぎを殺しにかかりました。大丈夫なんですか? 男の料理の果てに、ぼろぼろのひつまぶしに変わり果てて出てきたりしませんか?
でもってやはりというか、天啓のごとくひらめいたチャグムは、食卓という戦線から離脱。ちゃーんと薪割りを終わらせてから祭りに行ってしまいました。てか、うなぎ美味そうだな! DNDDにもひとくち。頭以外のとこ。くださいください(なんてさみしい子だ)。
バルサ「こんな時、ジグロはどうしたかねぇ―――」
ってことは、バルサもやったんですかこういったシチュエーション。
そうこうしてる内に、お祭りの境内。どうやらムチがきの親父が優勝して幕を閉じたようで、ヤーサムのテンションが上がってます。
マッスルがき「お前ら、代わりに食うか!」
なめくじ(ぬるぬる) ← 今週ノ飯(真打ち)
で、やっとこさチャグム登場! とことん馬鹿にしてくるヤーサム相手に、
おチャグ「本当は、俺と勝負するのが怖いんじゃないのか?」
ちゃぐむ は けんかごし を おぼえた ! しょみんど が 8 あがった!
とかうっかりRPGテロップを眺めてる間に(眺めてません)、さっさと勝負に移っています。やる気満々なムチっ子の「なめくじちゃん」というダセェせりふで萎えかけた途端、チャグムはこれまた火に油を捧ぐ言葉回しで挑発しやがりました。そして、あっさりとそれにキレるチャイルド!
奥目ガキ「なめくじだけで勘弁してやろうと思ってたが、痛い目見せてやる!」
今の段階で確実に痛い目見ると分かるのは、食われる予定のなめくじだけですよ。
……って、あっさりといなされ、チャグムの勝ちとなってしまいました。うーむ。まあ、力で競り合うだけが勝負ではありませんしね。しかし単細胞ゆえに理屈を省いた生き方を貫こうとする似・アメリキャンピープル、どうしても負けを認めません。しかもお前が卑怯だから帝も卑怯だって、どんな波及……まあ、ガキのケンカはパターン踏んでて見てて楽しいです。
と、そこへ、ヤーサムの親父が首を突っ込んできました。ルチャのルール上では負けたが、そのルールの及ばない単純な力量差で言うとヤーサムの勝ちだと。ああん? なに言いやがってんですかこいつ。DNDDの一番嫌いなタイプです。
親「大人では俺が一番だし、子供ではお前が一番だ」
うっわ。うっわ(虫唾)。まあ、そういった価値観もありますし、どうでもいいですけどね。DNDDと関係のないところで幸せになってください。
で、そこに―――
バルサ「待ちな。勝ちを譲られちゃ困るんだよ」
父さん来た!! そうだ、約束守れ!!
親父「約束? なんだそれは」
ヤーサム「し……しらねぇよ」
親父「知らんそうだ。言いがかりはやめてもらおう」
この野郎、化膿しろ!! ←どんなけしかけ方だ
でもって、お互いにけんか腰で話をまとめていきます。この横のアングルの時、バルサの後ろを歩く人がまたCG臭いんですけど……にしても、今度はジャッジとな。
バルサ「うちは父ちゃんがいないからね」
視聴者の反応@「タンダはっ!?」
視聴者の反応A「だよなアンタが父ちゃんだもんな」
視聴者の反応B「やだなぁ『うち』ってのは『家』ってことだろタンダは通い妻なんだからさぁ♪」
いやまあなんでもいいですけど。でもって「あんたにはたっぷり話があるよ。そこで待ってな」とチャグムボコボコフラグをびんびんにおったてて、バルサが土俵に上がりました。行け! あの前髪引きちぎってくれるわ!
そんでもって、やっぱりバルサの快勝です! ははは痛快痛快! って、なんかやたら目立つポニーテールが見物客の中にいるんですけど。伏線決定(なに言ってんの)! そして、てのひら返した親父に追い立てられて、ヤーサムが謝った―――んですかコレ? ちゃんと謝った声入れろよ! 謝れ! ←依怙地になっている模様です
で、帰り道。たっぷり言うことがあるといっていたのに、ひたすら無言なんですけど。一応、チャグムの理性を確認するような一文を呟きますが、「たっぷり」とは言い難いでしょうコレ。で、理解できているならば叱ることもないのでしょうな(『怒る』と『叱る』は違うんですよ皆さんホント)、バルサはそれ以上責めることもありませんでした。
バルサ「わたしがまず約束を破っちまったようなもんだからねぇ」
その次に破ったのはヤーサムですけどね。そのころ家では、
タンダ「うなぎうま」
まあ嘘ですが。んでもって、二人揃っておうちに帰っていきました―――って、あの不吉な蛇とかえるの構図は何ですか? こわぁ。刺客か! 来るのか!
まあとりあえず、今回のDVDはここまでで。まあ、漫画でも間に挟みつつ、次の巻感想をお待ちあれ。
アニメ第12話