第9話 渇きのシュガ
さて、どうやら題名からいって砂糖が主役を張るらしい今回。渇きのシュガ。まくら言葉の「渇きの」とは何ぞや?
@チャグムが消えてシュガのハートは砂漠化が進んでいる。
A実はシュガの苗字である。本名:カワキノ-シュガ(扇ノ中学校 2-3 出席番号4番)。
B前々回のシメぜりふ
「渇きの相は……消えていない!」どん! は
「渇きのシュガは……消えていない!」どん! が真の姿である。
むしろBだったら最終回どんなことになるアニメなのか見てみたい気もしますが、そんなのジャパニメーションの評価をシャトル地球帰還時の如きパワーで下落させること間違いありません。多分、シュガ暗殺→シュガ「ブルータスお前もか―――!」「ブルータスって食い物か?」「くっ、なぜだ……なんか負けた気分だ……」ガクッ→世界平和、で完結。10分アニメです。なんたることだ。昔、知り合いがRPGツクールで製作した、起床したばっかの朝日も麗しい勇者宅に魔王が直に殴り込んできてラス・ボス戦→パンツと靴下という軽装にもかかわらず、おたまで殴ったら魔王は一撃死→エンディング&スタッフスクロール、という三分RPGよりすさまじいです。しかし勇者の寝巻き、パンツ一丁ならばいざしらず、なんで靴下?
ところでアニメは、なんだか日本庭園のような雰囲気の場所から開始。シュガは、後ろ髪が短くなったような気がしないでもない二ノ妃と縁側デートしていました。アニメカメラのグッジョブ(微弱なパパラッチ)によってばっちり逢引を盗撮です。エリートスクープ激写。
セレブ人妻「ここに来て初めて、家事というものを嗜むようになりました」
え? お茶もってきてくれたあの女の子は? 家事してくれないんですか? その穏やかな様子に、のちの九課のプロト(アニメ『攻殻機動隊セカンドGIG』)である砂糖は、勝手にヘコんでました。
のちのプロト「どうあっても、わたしを罵ってはくれないのですね」
ニノ妃(いい加減おまえのMに付き合う身にもなってみろよこの地味セフィロスが)
ということもないでしょけど。まあ、罪悪感がキツいときは、許容されるより罰せられる方が苦しくない時もあるってのが人の心です。しかし、シュガはそれを遠慮もなくどんどこと地でいってるようで。なんつー迷惑な。そんなに罰が欲しいんだったら勝手に断食でもしてください。
さて、放置プレイはジャンル外だったらしいマゾ砂糖をあっさり受け流し、のちの茅葺総理(アニメ『攻殻機動隊セカンドGIG』)である二ノ妃は、自分の話のみ続行です。面と向き合って話し合っていると言うのに、どうしてこうお互いに一方通行なのあんたら。タンダなど、二年間離れててもバルサへのフィーリングを保っていたと言うのに。いや、ある意味これこそ、ナンバーワンの一方通行か。
のちの茅葺「あの者(バルサ)が生きてるのを確かめてはくださらぬか?」
いやいやいや確かめられたら困るんですけど! またカリュウドレンジャーがリンチかけに来るじゃないですか! 友人刺客は卑劣だけど多勢に無勢は卑劣じゃないって正気で思い込んでる頬骨スネオ一行が、雑兵の武器に刀四本たたきつけに殺到しやがるじゃないですか! 大体、初回リンチの発端だってこのロングしらがが聖導師にヘマうったのが始まりでしょうに、なんでまた同じ轍(てつ)を踏む可能性無限大なこの弱輩に望みを繋ごうとするんですか!? なんかこのオカン素知らぬ顔して、おチャグのことひたすら滅殺(めっさつ)しようとしてませんか!? そうですかしてませんか。情愛って難しいですね。
さて、舞台は変わってボロ水車。チャグムは一生懸命にお手伝い。薪へ火をつけようとして火打石を打ち鳴らして……って、火種にすべき紙とかワラも上に乗せず、薪そのものに火花をかけています。燃えるか! 北斗の拳のケンシロウの如きスピードをもってしての火打ちなら可能やも知れませんが、
チャグム「アチャチャチャチャチャチャ―――(ガガガガガガガ!!←火打ち石を打っている)
―――ホアタァ!!(ぼわっ! ←火がついた)」
「……お前はもう死んでいる(薪に向かって焼死宣告)」
てかケンシロウなら素手でファイヤーくらいひねり出せそうですが、チャグム程度のそれで燃え出したらホントどんだけぇーです。YOUはショック!!
あ。戸が開きました。飛び込んできたのは―――
魔女っ娘(こ)「悪い奴らに追われているの! お願い助けてあなたの愛で! いくわよぉミルキィチャーム(ぴるぴるぴる〜♪←魔法音)!!」
という、多分ピンク髪とミニスカとオーバーニーが装備であろうがきんちょとのラブロマンスではなく、なんか目付きの悪い子どもを筆頭にしたギャングエイジどもです。「うあ」とヒキ気味のチャグムをよそに、ずんずんと立ち入ってくる子ども。なんというガキ大将。どうにか同い年の友達らしい存在といえばあの優しい兄上(優しさレベル:ヨン様)しかいなかったと予測もたやすい、おんぼ日傘でおんぶ抱っこプリンス、そのなれなれしい展開に付いていけていません。しゃべれねえのかと勘違いされても戸惑うことしかできないピンチに、おとうさんが駆けつけました。
バルサ「なんだいあんたら」
とかち似のガキ大将「あんたこそ誰だよ。じいさんは? 米、ついてほしいんだけどなぁ」
あ。あの水車小屋で、米糠(こめぬか)とりをしてたんですね。DNDDもプチ時代、一升瓶に入れた玄米を棒でつつき回してやりました。お米がきゅこきゅこいってあったかくなるんですよねぇ。ん? だったら別に、水車小屋まで足を運ぶ必要もないような。とすると、ただの脱穀か? そんなこんなで、なんか嬉しそうなバルサは、子どもを招き入れてあげます。って、びびってたチャグムはどうなったんでしょ?
その頃宮では、とにかくケツ冷えそうな薄らダークな部屋で、元祖ほお骨(サグム)と諸葛孔明(帝)が、政治についてお話中。あ、鉄のお話です。議題は、国の輸出品目トップである鉄の品質向上と管理について。お。新しい役職をもうけて、もちろん作り手への利益還元も保障し、―――頭いいですね、お兄ちゃん。組織も大きくなれば不要な人材が混ざることとなる―――というDNDD的名ぜりふは、何も人間だけに当てはまることではなく、商品についても同じこと。売れ筋のおこぼれを頂戴しようとする粗悪品をどうやって回避するか。四千年の歴史を持つと胸を張る自称:大国もなんとかしてほしいもんです。オリンピック開催するんだし。
さて、弱点がつむじのセンターわけを後ろに控えさせたサグムと、グレイな四つ股マンドラゴラをヒゲにカモフラージュしたジジマッチョを手下にした帝とのお話は、新たな展開へ。
モヤシ「チャグムの遺品を集めて焼き捨てることによって、水妖の影を一掃しようとのこと」
モヤシ父「……うん」
う ん 、 っ て 言 っ た
なんかショックでした。うむ、だったのやも知れませんが。いや、そんだけなんですけどね。
それにしても焼却処理とは、また念の入ったことをしています。逆に不審をあおるのでは……と思っていると、案の定、おニューな噂の種となっているようで。
けっこうなモヤシ「よろしければその任、わたしに一任してくださいませんか
ちょうど焼きイモを食べたくて」
やきいも ← 今週ノ飯
ではないでしょうけど。ううむ。嫌な役を買って出ることで、自分のキズを浅く済ませる腹積もりなのでしょうか? それとも、捨てたと見せかけてとっといたのさ、という某小説のスカした野郎のようなことをやってのけ、にわかヒーローに躍り出る野望でもあるのでしょうか?
ひげお手入れビフォアー「……大分、立ち直られたようで」
ひげお手入れアフター「うむ。チャグムが死んだばかりの頃は、かなりふさいでいたようだが……かしずきの働きも大きかろう」
いや、ふさいでたのはあんたら皆でしょ。
そんでもって次は、かしずきの単語つながりではありませんが、二の宮のかしづきだったシュガのシーンでした。なんちゅーか、いい歳こいて、星ノ宮で遠まわしないじめが起こっていました。
おっさん「任が解かれた途端、宵の務めの時刻も忘れてしまったか?」
シュガ「うるせぇブサイク」
とかDNDDをシュガに憑依させている場合ではない。
うるせぇブサイク「仕事をあけたそなたのしわ寄せが、こちらにも来ているのだ!」
DNDD「とりあえず、ご自分のムダ口のしわ寄せが跳ね返っている分の引き算をなさってから出直してきていただきたい」
やべ。うっかり砂糖とすり替わっていました。全く、良い子の皆さんは、こんな憎まれ口ばっかを切り返してはいけませんよ。あっというまに社会不適合者ですからね。
そんでもって、それと大差ない嫌味を返したシュガも、同じように周囲からやっかみを受けています。万里の長城のごとき壁を同僚との間につくったまま退室です。……にしても、このビジュアル格差は一体なにごとだというのでしょう? シュガ、ピンで美形・ロンゲ・ホワイトなのですげぇ浮いてます。こりゃ、才色兼備へのひがみも相当混入してると予想されますね。
そして、部屋に帰ってきたシュガ。綺麗な廊下と音だな―――って、音? シュガまだ戸までたどり着いてないのに、無人君か? と思っていると、ガカイが出てきました。明日の朝、一ノ宮までとどけよ……って、ナニ届けるのか知りませんが、なんで今すぐでないの? と思っていると、シュガびっくりしてました。
シュガ(エロ本みつかる!!)
という危機ではなく、わたしの部屋でなにを―――って、え? 侵入者?
侵入者でした。ガカイ様、おとうと弟子をたきつけて、魚の絵を筆頭に山ほどパクっています。どうやらおチャグの教材だったようで、例の焼却命令の元、根こそぎ略奪している模様です。シュガは、公務執行をジュラルミンのタテにした泥棒どもに必死に立ち向かい、
エロンゲ「(そのハズレじゃなかった貴重なエロ本を)返してください!! わたしの(手に入れるまでの苦労)話を―――!!」
は嘘ですが、ガカイと押し問答(口先だけでなくボディ込み)になだれこんだのは本当です。
ハゲ予備軍「離せ! 亡き皇子の遺品を見ては己を慰めるか! 恥を知れ!」
銀さん「るせぇ! 人様のデリケートゾーンに薄汚ェ手ぇつっこむのも躊躇しねえ害獣の分際で、何だその偉そうな物言いは!
引きむしってやろうか!? そのお前の残り少ないヘッドの希望を根こそぎ引きむしってやろうか!!」
とうっかり他版権(マンガ『銀魂』)のキャラを登場させるまでもなく、シュガ自身がガカイを殴り飛ばしました……というか、もみ合ってるうちの過失っぽいですか、砂糖が黒砂糖である可能性を鑑みるならば、それを狙って故意に殴打をかましたとの考えも否定できません。まあ嘘ですが。
長しらが「も、申し訳ありません! ガカイ様、お怪我はありませんか―――」
薄毛「(ぺちん!←拒絶音)(すん←鼻すすり音)……しゃがれ!」
シャガレ!
流行語大賞にノミネート間違いありません。てかこのぺちん、すん、も何だか笑えてしょうがない。おかしいなあ。シリアスなとこなのに。
ガカイ「……お主には失望した」
シュガ(こっちだってお前に失望したわぼけぇ)
とか思ったでしょうけど、口には出しませんでした。ベルリンの壁というか冷戦時の鉄のカーテンを連想するしかない状況を作り上げ、シュガはどんどこドツボにはまっていきます。サグムに届いた情報によると、聖導師から謹慎処分といわれる前に自分から星読み見習いの部屋で再勉強しますと言い出したらしく、―――場面変わって、砂糖のやつ、やたら大勢が座ってるでかい部屋に入室してます。ダブリの同級生を見やる高校生みてぇな雰囲気をかもし出し、婉曲に「空気よめよ」とテレパシーを送ってくる周囲の中において、シュガただひとりは鉄壁のマイペースを崩しません。隣席の人を針のムシロに追いやりながら、しばらくそうして机に向かっていると、サグムから呼びだしがかかったシュガ、秘文の間の鍵っぽいやつを借りパクしたまま席を立ちました。
でもって、日本庭園のど真ん中。野外でサグムと待ち合わせです。そして繰り広げられる、殿下の活躍への賞賛とみせかけた嫌味の応酬……頼りないセフィロスがゴキブリホイホイのごとくねちっこく畳み掛けますが、対するサグムは余裕の微笑。無風の青空にむけて、思い出話を始めました。
何年前なのか……おチャグと兄ちゃん、相当に仲が良かったようで、笑顔ではしゃぎまわっています。どうやらその折、調子に乗って投石しまくった挙句、コウノトリみてぇな鳥を一匹殺傷しかけたらしく―――あ、こいつサグムの部屋の後ろでパタパタしてたやつですね。ぷちチャグムはその鳥を抱え上げて―――
成長期ボーイ「(じゅるり ← ヨダレ音)」
鳥(肉) ← 今週ノ飯U
話に戻ると、どうやらその鳥を連れ帰って看病していたら、「遠まわしに兄貴殺す気か」と帝が怒ったそうです。兄は喘息もちなんですか。そりゃ喘息には悪いですねぇ、動物なんて、体毛・ダニ・フケとアレルゲン三拍子そろい踏みですから。毛皮なんて、生きてても(ペットとか)死んでても(コートとか)持つものではありませんよ全く。
ちなみにDNDD、毛皮は嫌いですが乾いたうろこが大好きです。つるっとした半水生なやつも好きです。将来トカゲとかカエルとかそういったのをペットにしたいと常々思っています。でもこの考えに賛同してくれた人はなかなかいません。将来は農家の長男に嫁いで広大な敷地内で黒ヒョウを飼育すると意気込んでいた高校時代の委員会仲間(女子)くらいです。駄目じゃん。
まあそんなのはどうでもいいんでアニメに戻ると、どうやらシュガのハートは反逆のルルーシュのコスプレをしていたらしく、ずっぱりと過保護な帝に意見したとのこと。サグムはその時のシュガを今の自分に対する態度に重ねて、嫌味を絶やさないシュガに好意的。シュガはそのままおサグをじーっと見つめて、
シュガっぽい麒麟(王気が見える……!)
といったことではなく、手を叩いて部下を呼ぶサグムにやっぱり敵意が残っている―――と思っていたら、目の色変えました。あ! ガカイから取り上げられてた魚の絵です! おや、これはあいつか、あのにわかヒーロー説が有効か? どうやらそうだったらしいですな。チャグムの持ち物を守る為に、優秀な殿下として気を張っていたと。大丈夫なのかなあ、ただでさえそこらへんのキャラより弱々しいのに。むしろシュガより弱そうです。シュガのもっさりした星読み装備(砂漠では着てるだけで三コマ歩くごとにHPが3ずつ減少する)に袖を通してみた途端、あたかも修行中の星ヒュウマのプロテクターに拘束された一般ピープルのごとく倒れ伏しそうです。
サグム「(チャグムの魚の教本をシュガへ差し出して)さあ」
シュガ「ガカイの手あかついたからいらね」
まあそんな自己中も全く無く、シュガはそのイラスト集の引き取りを辞退し、サグムに預けました。ええ? そこは受け取って物質的にも共犯になりましょうよ。王子の心労もそっちのほうがよっぽど半分こじゃないですか。ああでも、サグムもそれを受け入れてます。「後ろ歩きで退出するおっさんコケて花とか添えろ」とのDNDDのささやかな願いも叶わず、静かな満足を胸に宿したシュガを見送っていると、奴はトンボひいて足跡消してくれてるおっさんの存在もシカトして立ち止まり―――
いろいろ格下なセフィロス(わたしの役目は王子の死を嘆くのではなく、
王子が亡くなっても晴れぬ渇きの相の原因を突き止めることだったのだ!)
え? 二ノ妃の頼み(生存確認)はシカト?
とはキャストも誰も突っ込んでくれなかったようで、場面は田舎に潜伏中の逃亡犯にズームイン。なんか川をみてがっつりボルテージ上げてるチルドレンの背中を、チャグムの奴ガン見してます。
チャグム(落ちろ愚民が)
という呪いを現実化させるまであと数瞬といったところで、「一緒に遊んでおいで」とバルサに家をおん出されてしまいました。
チャグム:もじもじ
(チラ見)
もじもじ
恐る恐る駆け出す
チャグムが公園デビューを果たしました! よちよち。
さあ困った。こういう時に限って、ママのビデオカメラの電池残量は残り一個とかメモリー無いよ点滅開始とかそんなんです。これでは、このン年後にチャイルドが反抗期という人生のオチに対面した際、「うちの子ビデオ」を自慰ツールとしてばりばりに活用できない事となってしまいます。自分の理想をコピーしてくれるコピー機がなくなったことに勝手に幻滅し、自分が引いた良い子ちゃんレールから子どもがはずれた事を、あたかも人生そのもの踏み外したかのように騒ぎ立て始めます。「昔はかわいかったのに」「今頃になって夫に似たのかしら」とか言い出したら初期症状です。
次の段階では、買ってきたペットに話しかけ始めます。生まれつき毛皮を装備している連中に対して更に服を着せて緩慢に熱中症を引き起こそうとしたり、あまつさえ自分までおそろいの服を着たりしだします。それは、喋ってもペットじゃなくなった子供よりも、喋らなくてもペットな犬猫のほうに逃げ口を見つけた挙句の行為です。自分の箸やあまつさえ自分の口でそいつに餌とかやるようになったら、もうどうにもなりません―――というか、自分の赤ん坊に親が自分の箸で自分の食い物をやるのもやめて下さい。成人の口腔菌は用意に乳幼児の無垢な口腔に感染し、死ぬまで消えません。無論ちゅーとかも駄目です。動物系へのそういった不適切なスキンシップは、更に悲惨な事態を招きます。まあこの場合は愛玩動物でなく飼い主の小指が腐ったりとかするだけなんで、ぶっちゃけスキンシップの節度も守れんかったお惚(とぼ)け者の末路なのですが、産み主より確実に長生きするであろう赤ちゃんの体に、注意すれば避けられる負の遺産を背負わせる事程度はやめてあげてください。
さて、こうして末期に行き着く先は宗教です。無駄に水晶玉とか買い始めたら、その人はアリジゴク、自分はアリと思って対処しましょう。そいつにとって周囲は自分サイドに引きずり込むべき対象、次には他人に売りつけてきやがります。最初は「入信すれば幸せになれる」だったのが、いつの間にか「入信しないと地獄に落ちる」とかにすり替わっていきます。その頃には、もはやそやつの妄想フィルターをはがす事はできませんので、生あったかいまなざしで見つめてあげましょう。当人は幸せなことに変わりありませんし、日本はそういった自由を法で保障してくれる、素晴らしい国です。うーん。わけ分からん。
建前「わけ分かれ」
はい分りました。くそう建前め、まともなことばかり言いやがってくれて本当にいつもありがとう。といったひたすらな嘘は、「自分の襟首ひっぱって持ち上げたら空を飛べる」というアホ並みに、真に受ける人もいなかろうと思うので、おチャグに戻ります。
まだまだプリンスなプリンスは、なんかけんか腰なガキ大将に、けんか腰で仲間に混ぜてもらえたようです。笹舟だ笹舟だ! DNDDも、小学校の隣家に生えてたので勝手にむしって、昆虫とか乗っけて、寄り道がてら流してました。そんでもって、石投げつけて沈没させる遊びなんですけどね。
と、そこへ
タンダ「友達ができたみたいだな」
お母さんお帰り! 両親がそろった目の前にて、どうやらチャグム笹舟の作り方がわからなかったらしく―――あ、ドタマをはたかれました!
レッド二号「貴様よくも殿下の御髪(おぐし)を無意味に摩擦しやがったなぁぁぁ!!」
シュガシュガルーン「情状酌量の余地無し!!」
ブラコン(誇張表現)「皇族に対し侵犯した咎により、獄門の上さらし首に処す!!」
と、どこぞの親衛隊が特攻かましてくる事もなく(誰が誰かわかりますよね)、両親も子供のけんかに介入しやしません。ふう、まったくもってデキた親です。膝小僧すりむかせて帰ってきたとたん「どこの子がやった!!」とハバネロ食わせた牛みてぇに発奮して怒鳴り込んできたりする親とかに、爪のあかでも煎じて飲ませてやりたい。むしろお主のガキが前の子を突き飛ばそうとして勝手にすっころんだんじゃーとは言いやしませんけどね。牛は回避してなんぼのマタドールです。ひらりひらり(優雅な音)。
タンダ「先に喧嘩の仕方を教えとくべきだったかなぁ」
タ ン ダ け ん か で き る ん で す か ?
いやまあ失礼なのはほっといて、さて、パパとママの教育談義は続いています。
お父ちゃん「男手ひとつで女の子を育てるのと、女手ひとつで男の子を育てるの。どっちが難しいと思う?」
お母ちゃん「……ジグロのこと言ってんのか?」
お父ちゃん「―――……」
お母ちゃん「そうだなぁ」
≪ニュース速報≫ この瞬間のタンダの睫毛に愛を感じた人 全国でOLを中心に約6千人の計測を確認
この時点で計器が「やってられっか」との謎のメッセージを残して自爆 近隣80ヘクタール四方に及び、住民に甚大な被害
自爆誘発睫毛「そりゃ当然、男手ひとつで女の子を育てる方が難しいだろうなぁ。
俺が今、あの年頃の子どもを預かるとなったら、ぞっとするよ」
いや、ぞっとはせんでしょうよ、タンダ。だって、この場合、
選択肢@バルサの女手ひとつでの子育てでなく、タンダという男手も存在しているゆえに、1+1は2となり、この問いかけは無効である。
選択肢Aバルサはむしろ男手なので、算数の問題以前に定義に問題がある。
選択肢Bそんな天の声がしたので、例え問題であったとしても、問題にならない。
天の声「いやお前なら大丈夫だよ。無敵だよ。なんていうかスター入手したルイージ並だよ」
タンダ「なんでルイージ!?」
というのは置いといて。話はまだありました。
レベル的にはスター入手したルイージ「まあお前は、俺に会ったときには、とっくに男の子同然だったけどな」
会った時には男同然だったお前「―――さ、支度しようか」
ス ル ー さ れ た ! !
あのノータッチ具合は親父ギャグ流されたパパみてぇというか、本当はよく分かってないくせに「お。V6だな」と言いつつTOKIOを指差すパパみてぇです。まあDNDDもふたつの違いが分かりません。どっちかが、みのも○たと競演してて、どっちかが、山で畑とか耕してませんでしたっけ? え? モーニング娘。? AKB? 何人?
そんなことも知らず、チャグムは田舎っ子ライフを満喫開始。ゲーム『ぼくのなつやすみ』のよーな綺麗な田舎らしい田舎で、みんなでカエルみて大はしゃぎです。
カエル(肉) ← 今週ノ飯V
余談もはなはだしいですけど、動物の肉の味は進化に沿っているんですよ。つまり両生類たるカエルは、鶏肉と魚肉の中間の、さらっとタンパクな味がするんです―――といっても、DNDDは諸事情でカエルの解剖に参加してないんで、カエル焼は食べたことないんですけどね。准教授に質問しに行った際に、学会みやげの某国チョコとコーヒーを与えられてウハウハにしていただいた上、そんな話を聞きました。解剖ガエルに投与する麻酔薬をギリギリまで減らしておけば、そいつら焼いて食えるそうで。ホットプレートで焼き鳥のたれに絡めてきれいにいただきます、だったそうです。めしあがれー。
まあ、結果として、メスぶっさされてペアンつっこまれてる最中に、途中で麻酔きれて覚醒するヤツなんかもいるわけですが。目が覚めたら腹はヒラキだし手足はがっつり固定されてるしギャアアァァァとかまあそんなのに気づく前にカエルはショック死するっぽいですけどね。痛みで。
「機会があったらこんど食わせてやるよ」と言われたのでひゃっほーいなDNDDです。機会カモーン。
とまあ脱線はこのくらいにして、おチャグに戻ると……
ぷちインテリ「あれは正式にはナヨロトビガエルっていうんだ!」
ガキ大将「みんな行くぞー!」
みんな「わあああああああ!」
ス ル ー さ れ た ! !
なんというタンダリピート。血は争えません。つながってませんけどねそんなもん。大体「血がつながった」「血を分けた」って、受精卵は自分で造血するんで、普通の妊娠では親の血なんて一滴も胎児にまざりゃしませんよ。
お、あのトビガエルとやら。おサグの部屋の鳥が食べてるやつなのかぁ―――にしても、チャグム言ってることは正論なんですけど、なんか本当に水さしてますね。現代なら「空気読めよ」と言われかねない。つーか水、さすどころか放水ですよね。いじめられそうだなぁ、日本の現代っ子に生まれてなくてよかったですよ。まあこいつなら立ち向かって行きそうですけど、いじめは見聞きするだけの立場の人間にとっても、気分の悪い見世物ですからね。それ見て気分がいい方はさっさといじめっ子側に加わっていくので、残された集合体は、日和見な穏健派という人聞きがいいカテゴリーに花見のごとく場所取り・場所確保続行するだけの小市民人生に身をやつすしかありません。
といったアホの相手はしないのが賢い生き方なので、アニメを続行すると。
皇子と愉快な仲間たちが田んぼ荒らしをしていたその頃、シュガはフィールドワークに励んでいました。地区踏査というやつに近いですな。水かさをはかったり、作物の実りを確認したり、やたら映画『攻殻機動隊 ゴーストインザシェル』の清掃員みてぇな太公望に魚の具合を聞いたりしてました。でも。いきなり「釣れますか?」って聞いといたくせに「あのー……どうしたんです?」と尋ねられても無視し「では、作物は!?」とかやらかす、「自分を中心に愛を叫ぶ」イコール自己中がここに極まれりの、一方通行な白ロンゲはなに?
天の声セカンド「何様だ貴様!? 俺様か!? 一人称『わたし』のくせに俺様かコルァ!」
シュガ「すんませんでした(正座)」
と、砂糖のやつ川岸で正座で説教くらってます。
嘘です。叱られていませんが正座です。自分のアテが外れてか、はたまた外れてもいなかったことが嫌なのか、メンタルを月面クレーターのようにへこませてました。なんというか、その薄暗い雰囲気は体育座りとかのほうがお似合いです。と、その時。岸辺からなんかゴソゴソやる音がして―――
しり「お。こいつは大物だぞ♪」
シュガ(なんか変なのいる……)
ちょ……ちょ……まー!! ままま待って待って待って!! うっかり「しり」って表記しちゃったじゃないですか!! タンダ何してんの!!? 派手にひとり上手みたいにつぶやきながら何やってんの!? 野外でチャグムよりよっぽど泥んこで四つんばいで何やってんの28歳(♂)!!?
解答A:食材泥棒 ← 今週ノ飯W
解答B:秘密基地づくり
解答C:タンダファンの癒し
解答D:癒しを求めるタンダファンを引っ掛けるための疑似餌
回答ボタンは各自のハートでプッシュするよーに。
さて、どうやらタンダ、薬草を掘り出してたみたいですな。腹痛の薬だそうで。ははあ、さては例のイジケてた時ごりごりやってた薬(第6話)を意地汚く売りに出したところ、案の定、客からリコールを喰らったに違いありません(違いありますよ)。
タンダ「あれ、あなたのですか?」
シュガ「あ……ああ」
タンダ「ちょっと見せてもらっていいかな?」
―――たったった(足音)―――ぱたん(またしても四つんばい)
―――ごしごし(すそで手を拭く音)―――ぱたん(地に手を戻し、半ば四つんばい)
え? なにこの生物? なにこれ中年?
シュガ(……いいって言ってないのに……)
タンダ ―――がちゃがちゃ(計測器機をいじくりまわしている)
「へぇー、目盛りで測れるようになってるのかぁ♪(ご機嫌)」
―――がちゃがちゃ(やはり計測器機をいじくりまわしている)
バキ!!
とか、やらかしはしなかっタンダ(汚染済み)。
むしろ「やっちゃっタンダ♪」にしちまえ! やっちまえタンダ! 遠慮するこたねえぞ。そいつはチャグムに対するストーカー予備軍だ(冤罪はなはだしい)。
ていうか、シュガの呼びかけが「キミ」って……。年長者に向けての呼びかけって、いつから「キミ」が普通になったんですか? タンダ普通に話続けてますけど、シュガ「水の量に変化が無いか―――とね」って。「とね」って。なにこのもやもや感。ファミレスで土足で椅子に突っ立ってるチャイルドの横でしつけも放棄しキティ模様トレーナー&つっかけにてカーラーで睫毛上げのとりこになってたりして思わず「どこ原産ですか?」とか聞きたくなる顔面した母親見てる感じのもやもや感。まあDNDDと無関係なところで幸せになってください。
さて。水量について「あ」となんか気がついたらしいタンダは、もう一回草を分け入って四つんばいを披露してます。
しつこくしりのターン「ほら、これ見て」
とりあえず視聴者にもやもやを与える若造「……その草がなにか?」
しりリベンジ「そうじゃなくてホラ、かまきりのたまご」
トロガイ「たまごおおおおおおおおぁぁぁ!!」
とか、頭にポン・デ・リングのっけたばあ様は脈絡なく登場したりしませんでした。当たり前ですが。タンダは「今年もそうだったでしょ?」となんかカタコトな感じでのたまって、降雪量の減少を示唆します。結論を急ぐシュガに対し、断言を避けた推論を例を交えて語るタンダの思慮深い態度が対照的。
なんですけど、この時のシュガ、タンダに向けてめっさ飛び掛ろうと構えてるんですよ! すっっっっげぇ気になりだしたらとまらない、「俺いまここでカバディやるわ」みたいな微妙に妙ちきりんなポージングしてるんですよ! なんだこいつ!? バトルか!? タンダに対して、RPGのバトルモード移行か!?
シュガж
Lv:横柄
職業:引きこもり官僚
HP:軟弱
MP:チャグムへの愛(親衛隊第二席)
特殊技:コミュニケーションが一方通行でも他人に許される
特殊装備:ヅラ
タンダЖ
Lv:青臭い
職業:兼業主夫
HP:尽きる前に助けられる
MP:バルサへのシックスセンスを二年間維持
特殊技:他人フォロー(欠点:大概どこか的外れ)
特殊装備:おかあさんオーラ
いや図に乗ってぱちもんRPG引きずり出してる場合ではない。そんなこんなの内に、シュガは欲しかった結論を手にするため、タンダに意見を聞くフリも下手くそにイノシシもかくやの独走を見せています。
アダルトしらが「君の意見をまとめるとこういうことか―――
今年中に、大干ばつが起こる可能性がある……!!」
ブラックおだんご(え? 役人ってかまきり決め手でいいの……?)
と思ってるに違いないですよ、この時のタンダのツラ。タンダ、まさしく匙(さじ)投げちゃっていいぞ、だってお前ドラッグ屋だしな(注意※ 「匙を投げる」という言い回しは、医者がいくら薬を調合して処方しても病気が治らず「もうだめだ」と薬匙(やくさじ)を放り出した―――というエピソードに由来するといわれています)。
だってかまきりですよ。こういっちゃ何ですが、見様によっては、路上で泥にまみれてしりこっちに向けてた見知らぬ中年が、聞かれたから愚にもつかない自論を言ってみただけとも取れるわけで。なんでこうまで確信しちゃってんですか? やっぱアレですか。ローマ帝国カエサル「人は見たいと思うものだけを『真実』と考える」っつーせりふをナチュラルに遂行ですか。
まあどうあれハートを固めたシュガは、宮まで舟使って「マイル!!」らしいです。しかしふと、帰ろうとしたタンダを引き止めて、
シュガ「君は一体……」
タンダ「(微笑んで)―――薬草師です」
☆新番組☆ ダンナ様の名前はバルサ 奥様の名前はタンダ
ごくフツーの二人が ごくフツーの恋をし ごくフツーの結婚をしました
―――ただひとつ違ったのは 奥様は薬草師だったのです―――
「奥様は薬草師」 第1話:事実婚まであと一歩
次週08:06〜08:30放送 BS2(ハイビジョン放送)
いや、ただのひとつも違いませんよ。ただのワイフですよ。ただの和漢・漢方調剤師です(調剤師なんて職業はありません)。どんな話になるというのか(むしろどんな話にだってなりそうな気もする)。ちゅうか何でDNDD時たま年齢にそぐわない古ネタ知ってるんでしょう。「○様は魔女」とか、どんだけ前のアメリカンコメディだと思ってるんだ。なんでこんなのに海馬使ってるんだ。まったくとんだ駄目人間です。
そんでもって、シュガはタンダの分まで後片付けしてお帰りです。タンダ、振り返るだけじゃなくて、そこまで戻ってちゃんと手伝ってあげてください。あれ散らかしたのほとんどアンタじゃないですか。
で、漁民の出のわりに、舟の甲板にどでんと立位を保ち船頭さんの手間を増やそうとする、やはり最後まで空気読まないシュガ(特殊技:コミュニケーション以外でも、一方通行が他人に許される)。タンダの要らん入れ知恵によってますますゴーイングマイウェイを爆走し、タンダの余計なお言葉によってむやみやたらにマイワールドを補完し終えたようで、薄暮も美しい中おうちに帰っていきました。
というわけで、今回はバルサのセクスィーシーンをたんまりと拝めた回でした(嘘です)。え? 白っぽい砂糖? なにそれ?
それでは、幕間にふさわしいとはいいがたい代物でなんですが、気が向かれたなら、くだらない1ページマンガでもお楽しみをば。欲しい方はコレ持ってってくれて構いませんよー。
第9話漫画(キリバン配布)
第10話 土と英雄
前回にも増して意味が掴みにくい題名ですけど、次回予告だけ見てると、おチャグがアカギに並ぶ賭博野郎に覚醒するようです。少年よ神話になれ。まあ嘘ですが。
さて、神話になるはずの少年は、今はパパママにしり向けてお洗濯してました(前回と今回を合わせて、擬似ファミリー全員のしりがカメラによって写されました)。確かにコレだけ見てると、タンダの言うとおり順応力があって、田舎ライフに馴染んでいるように見えます。ってか、トーヤがあそこまで村の暮らしに馴染めないって、具体的に何かやらかしたんでしょうか。
予想@朝おきれなかった
予想A昼おきてられなかった(昼寝)
予想B夜ねれなかった(ホームシック)
そんでもって、チャグムの荒療治とやらの為に、扇ノ下へ向かった擬似家族。にぎやかな中で外食にいそしみます。外食に臆さずに済むなんていいなぁ。でもって、配膳という初めてのお使い中のチャグムを見守りながら、
バルサ「チャグムは賢すぎるんだ」
ほほう、やることやって、回りにも気を使うし、その分だけ大人扱いされて甘えられやしないんだけど、そのしょんぼり感をおくびにも出さない―――やっぱ、イイコ過ぎるんですよね。「青霧に死す」の時のしかめ面、この時の伏線だったんでしょうか。
めざしまんまをリターンさせたおチャグは「?」なツラで無事に参上し、配膳の途中でコケて「ああん☆」とメシをぶちまけるといったドジっこ属性を開花させることもありませんでした(気色悪い)。毎度毎度メシなメシアニメ。視界だけごっつぁんです。と、そこへ
トーヤ「姐さぁぁぁぁん!」
歯と共に声を飛び出させてトーヤがやってきました。「ああもう」と頭を抱えるタンダをスルーし、喜びのままきゃっきゃとはしゃぐ出っ歯のテンションは急上昇。
どのパーツより自己主張する歯「生きてた……ホントに生きてた!
生きてるとはきいてたけど……よかった―――チャグム、姐さん……!」
タンダ「オレは?」
……って、思いませんでしたか? サヤが嫁、のあたりで相槌を打つタンダの「そうだね」の雰囲気がなんか怖いんですけど。それともサヤが嫁、の部分に対してろくでもない印象でもあったんでしょうかねタンダ。
タンダ(サヤは俺の嫁ですよ御兄さん) 御兄さん⇒トーヤ
まあそんなありえないカップリングとモノローグはいいとして、美形に満ち溢れた生活圏に生きているトーヤ(トロガイ以外がオール美形)は、姐さんから頼みごとをされました。王子をパシリにしてほしいそうです。
バルサ「俺やきそばパンな」
タンダ「こっちフランスパンとみかんジュース」
歯「フランスパン!?」
チャグム「こりゃまた、出っ歯のトーヤでも『歯が立たない』依頼だね」
なんちゃってテヘ(面白くない)。
ちゅーかんじで、本当に初めてのお使いなおチャグです。チャグムの為というか、むしろ自分の緊張を解くため、トーヤは自分と皇子を「兄貴・弟分」の関係に持ち出しました。
トーヤ「チャグムは今から俺の弟分、ってことにしよう。だから俺のことはアニキ、って呼ぶんだ」
腐ってもプリンス「調子乗んなや」
なんていうか、「親分・子分」でなくてよかったです。なんとなくですが。
とりあえず言われることをヘイヘイと聞いてるだけのチャグムはポカーンとしてますね。ほこほこと笑うトーヤと正反対で「なんでコイツこんな嬉しそうなん?」といったカンジです。
そんでもって、お金の単位の説明の後、値切ってお菓子を買うそうで―――って、コレって頼まれ屋の仕事なんだろうか? 菓子を値切って買ってくるのが? ヘキムーム……名称とかぶって、ムームーマウス思い出すんですけど(マンガ『マテリアル・パズル』)。作り方だけ聞いてると、洋菓子のマカロンに似ていますね。マカロンと同じで、しけらせるとベタベタになっちゃうんでしょうか。あ。取り置きしないタイプのお菓子なのかな。
んでもって、二人がかりで値切りやがりました。なんというチームワーク。あっさりと値段を下げたことに驚いているチャグムですが、末端まで卸売りされたときの価格は、原価のン十倍まで跳ね上がっていますから、あのおっさんにとっては一回の値下げなど、あまり痛手ということでもないのでしょう。8●らーめんの麺なんぞ、原価でひと玉5〜8円程度であったはずです(今は小麦が値上がりしていますから、その限りではないでしょうが)―――逆に言うと、募金のお金ってありますよね、アレも現地につく頃にゃあ、ン百分・ン千分の一まで減ってるもんなんですよ。一億が一億のまま現地のタシになるなんてのは、ジャパニーズの甘い幻想です。あんま知られていないようですし、別に知らなくてもいいですけどね。
自己顕示はなはだしい前歯をもつトーヤ「今度から、これをひとりでできるようにならなきゃな」
ひとりでこの値切りかたは無理でしょう。やり方変わってくるんじゃないですか?
そんでもって、話題は一人での値切り方ではなく、賭博遊びへとながれていきました。社会勉強を口実に、出っ歯がいらんことをやらかそうとしています。そんでもって、賭博も宴たけなわな橋のした。なんというか、ヤクザの仕切るモノホンの賭博でなく、大学生が興じるチンチロリンのような明るい雰囲気で、老人から若いねえちゃんまで遊んでいます。一般的なのですねこういうの。
トーヤ「モンジンゼンって遊びだ」
カリュウドレンジャー「お呼びですか出っ歯様」
とはなりませんでしたけど。おいおいおいレンジャーのコードネームが出たよ! まあ数字だから、出てもいいんでしょうけど……なんかでも、出っ歯がレッド・レッド二号・イエローを呼び捨てしてるみたいで奇妙な感じがします。ゲームのルールを聞くと、本当にチンチロリンみたいですね。麻雀ほどに難しくない。リーチ……来い来い来い―――ロォン! おっしゃあぁチートイドラドラぁっっ(弱いのでこの程度で驚喜するDNDD)!
と、またしてもチャグムをダシにして、出っ歯が自分を出しました。つまりモンジンゼンに参加しました。うわあ、あんなに賭けて……って、頭ン中でヘキムームの値段予想からテキトーに逆算しただけなんで、だいたいの額しか予測できてないんですけど、もったいねぇ。投擲された白黒のあのコイン、ションベンとかならないかなぁ(ションベン(ションベ、ともいう):チンチロリンなどの際に、投げたさいころが碗の中から飛び出てしまうこと)とか思ってましたけど、変な化粧しててもさすがはプロ、コインの音もすげぇ中、ちゃんと投げ放ち―――あ。負けました出っ歯。あーあ。サヤに叱られちゃいますよ。
ひたすらにしょんぼりした出っ歯が戦線離脱し、チャグムもそれについていきます。川辺で肩を落として、……やはりそれなりにイイ金額を失ったのか、トーヤはめっさ凹んでます。が。
チャグム「負けてよかったんだよ。だってあの人、出したい目が出せるみたいだから」
歯「そうかぁ……出したい目が出せる―――って、何でそんなこと分かんの?」
チャグム「分からないけど―――分かるよ」
チャグムの中にティトォの影を見ました(マンガ『マテリアル・パズル』)。行けぇぇ仙里算総眼図(せんりざんそうがんず)!! マテリアル・パズル-活力の炎(ホワイトホワイトフレア)!! そこで俺たちを待ってろグリ・ムリ・アあああぁぁぁ!!
とまあDNDDが愛しすぎるあまり恐れ多くてイラストも描けない土塚理弘マンガを引き合いに出して布教している場合ではない(『マテリアル・パズル』は藤原カムイの描く『精霊の守り人』漫画の掲載されている雑誌に掲載されているので、目にした方もいらっしゃるとは思いますけど)。賭博現場にユーターンして、おチャグが説明しています。「分かんないけど分かる」とか言い出すもんだから、てっきり成長したタマゴの特殊能力かと思いきや、チャグム自身の頭の良さだったようです。トーヤが負けてる……頑張れアニキ! それにしても、人情とか分かるようになってよかったね元プリンス。もはや真綿に包まれた魂には戻れないよ。駆け引きとか酔狂とか、言及の仕方が理路整然と冷静ですねぇ。こうなっては、むしろ出っ歯の社会勉強です。
ところであの。気になってるんですが。なんかさっきからことごとく、トーヤが入ってる画面で、その周囲を通る通行人の動作が浮いてきてる気がするんですけど(バルサパーティーが外食してる時はそうでもなかったような気がするんですが、その後の橋の下へ降りる前後から……)?
いやまあそれはいいとして、
トーヤ「……言ってくる」
クールなプリンス「お前なんかチャームポイント折られて終わりなんだよこの噛ませ犬が」
とまあDNDDがチャグムに心中を代弁させる必要もなく、あっさりと追い返されてしまいました。しかもトーヤ、意気込みの割りにあきらめるのが早い!!
トーヤ「みんなが金を巻き上げられるのを防ごうと思ったんだけどな……」
チャグム「え? トーヤは、自分のお金を取り戻そうとしたんじゃないの?」
トーヤ「アレは自業自得」
なんといういい子!
トーヤ「もう行こう」
なのに諦めが早い!! なんだこの中途半端さは! あのキリコが乗り込んできたときに健気にサヤをかばい、しかし怪我人は放置し反対方向に逃げたときと同じ宙ぶらりんさ!! これは兄貴らしいのか兄貴らしくないのか、男気という観点から見ると微妙も極まれりといった性格をしております。
おお。ここでトーヤの心に打たれ、黄色いくちばしを突っ込むべく、ひよっこアカギ(チャグム)が立ち上がりました。チャグムのターン開始です。雀聖(ジャンセイ)降臨! ←嘘です
チャグム「これだから民草は馬鹿だというのだ」
「そんなだから、あなたたちは、いつまでたっても愚民なんだ」
おいぃぃぃぃぃその口調でかぁぁぁぁ! 民草じゃなくお前が馬鹿だろ! もっとそのへんで自生してるガキみたいに動けえええぇぇぇ! なんだお前、民じゃなくてプリンスからして愚についてんのかこの皇国はぁぁぁぁ!
そしてやはり、あしらわれるチャグムです。この時発せられる軽口が、気分を乱された険悪さをかもし出しながらも、笑い事で済ませようといったような感じでイイですね。見物人のおっさんグッジョブです。さっきからずっとチラチラ、くつろぎながらストーキングしていたバルサがついに出るか!? 原作ではバルサも賭博打ち(並の勝負師の腕を持っている人)なので、いろいろと見ものになるのではないかな―――と思ってたんですけど、バルサは来ません。とんでもギャンブラーなチャグムのみで、兄貴のメンツを立てつつも、イカサマ野郎の営業妨害にかかりました。食い物を直にテーブルに置くんじゃねーと叱責が飛ぶこともなく、ヘキムームを硬貨代わりに、からくりを証明していきます。コインを投げる、食い込み水着ならぬ食い込みフンドシなおっさん、動揺してますねぇ。ずっと自信なさげに視線をちらつかせて、手元を確かめてます。倍返しだ! 便乗して漁夫の利狙いに出た大工さんとかおねぇさんとかも参戦し、おチャグの魅力全開です。
嘘アカギ「―――次にくる目は誰も勝てない―――」
周囲「(ざわざわざわ ←動揺)」
なんでこの文だけ周囲に伝播してるんですか?
いやまあいいですけど。ああ、予想通りお金を取られてしまいました。
チャグム「でも、最初に取り返した分が―――」
大工「そりゃ(別にどうでも)いい。それより―――」
大工イイ男だな! 一回勝ったことで図に乗って欲を放出するどこぞのアホが多い中で、おっさん輝いてるぜ!
とまあ、そんなんは置いといて、おチャグがついにイカサマばらしです。手! あ。なんだ。なんか食い込みフンドシの視線が下ばっかチラついてて自信ねぇ奴だなーねぇさんのパンチラでも見てんのかと思っていたら、そういった仕掛けだったんですね。サッカーとかでよくやるサインプレーですね。
観衆「ヨゴでは、そいつはイカサマって言うんだぜ!」
チャグム「ヨゴじゃなくてもイカサマです」
観衆「あ。すんません」
そんでもって「な、アニキ!」と最後までトーヤの顔を立ててやって、チャグムたちは立ち去ろうとします。が。
賭博のおっさん「待ちな」
なんだなんだ? どうやらおっさん、はした男気を払っての勝負をチャグムに挑むようです。とんでもない背水の陣。これで巻き上げた金返したら、手下たちの日当はどうなるんだ? しかも―――えええ!? おチャグは飛行石を代金に!! シータを助けられなくなっちまうぜ(ジャンル違いもはなはだしい)!
でもって緊張も最高潮の中、じりじりと勝負が進んでいきます。チャグムの背後に人がいっぱいいて、賭博師のおっさんからは人が引いていくというちょっとした暗喩もすばらしい(DNDDはこういう些細な演出や、ちょっとした仕草が後の伏線になっていると言うアクションを愛しています)。チャグムがこんなに王気をだしては、あのロングしらがな虚弱麒麟が駆けつけてくるのではないかとの危機感も加わり(加わりません)、おおおお緊迫感緊迫感! 硬貨がひっくり返って―――! 勝った!! わあああああぁぁ勝ちましたチャグム!
わざとじゃないですよね?
いやまあ、あの「あーあ」って感じのおっさんの顔だけ見てると、「天運に任せた勝負にも負けたか」といった感じに取れなくもないんですけど。負けてやった、という可能性がないわけじゃないのかなーと。
でもって、大盛り上がりな皆さんです。チャグムをアニキと呼んで己の正しい立場に目覚めたトーヤは、肩車のままにぶんぶん振り回されて前歯もかくかくしてます。チャグムはルイシャを握り締めて感激もひとしお。おかんへのハートの拠り所を守り抜いたとあれば、そりゃそうでしょう。
ところで……
バルサ「こりゃ、寝た子を起こそうと思って、とんでもないモンを起こしちまったようだねぇ」
あの。ちょっとおとうさん。やたら満足そうなところ悪いですが。
当 初 の 目 的 と ズ レ こ ん で ま せ ん か ?
今回の目的って、チャグムに「素」の出し方を教えること(適当にブッチャけて気を張らずに生きる方法を教えること)だと思ってたんですけど。ブッチャけられたのは、いざとなれば「民草は馬鹿」で「愚民」だと罵る事ができるプリンスの本性と、過去に宮にて誰かから「馬鹿」「愚民」という悪罵を教え込まれていたというプリンスのプチ経歴だけだったような気がするんですけど。
いやあの、ストーリーがつまんなかったということはなく、これ単体だとひじょーに楽しかったことは楽しかったんですが。今までの前置きを考えると、この話の根幹だった目的と結果が倒錯してるような気がして、頭の付け根がもぞもぞします。初回だと間違えているかと思いアニメを見直したんですけど、まだもぞもぞは解消されません。そのうちほかのところを見るようになってももぞもぞしてたので精密検査を受けたところ、サザフリアルザ住原虫という寄生虫が巣食っていると判明しました。四日前の実験のときにうっかり寄生されたんでしょう。ああよかった。気付かなかったら約二週間後には第3〜5頚椎のいずれかをまだらにかじられて四肢麻痺に陥るところでした。まあ嘘ですけどね。いやしませんよそんな虫。
それでは、今回はこのあたりでさようならーです。お楽しみいただける方は、以下の漫画をクリックどうぞ。今回は三コマです。
第10話漫画
◎おまけ◎
とりあえず一通り見終わったDNDD
(あー面白かった面白かった)
テレビで流れ続けるエンディング「♪ ひざぁかかぁんえぇーひとりなぁみだ、こぉらあえたー……」
脳裏もうるさくごそごそ地味に徘徊するDNDD
(中南海、中南海……あ。しまった。ない。じゃ、マルボロ―――って、緑は、それもあっちか。
じゃーハイライトか? でもハイライトはなぁ……。しょうがない。もう三十秒ばかり禁煙するか)
注※ DNDDはアニメを見る間、目の前を行き来する紫煙が邪魔臭いゆえに、禁煙というのもおこがましいショートタイムの禁煙をしている
美声を惜しげもなく垂れ流すタイナカサチ「♪ ありがとおおおぉぉぉーーただつたぁえたぁいーーー……」
肺と腹は黒くても心はスノーホワイトなDNDD(自己弁護)
(しかし、土と英雄……この題名も何なのやら。英雄は、今回イカサマを暴いたチャグムというのが無難だが、土―――空、の天子の対となる、市井の暗示か?
つまり土と英雄、イコール、市井とチャグム―――いやいや、英雄が本当にチャグムを指しているのか如何によっては、そもそもが変わってくる)
ビブラートも素晴らしい音響「♪ たしかにぃかんんじぃたあぁあーー……」
著しく変な方向に脳ニューロンが発達していると指摘され笑って誤魔化してから8時間13分が経過した傷心のDNDD
(それとも、この題名自体、今後の展開に対する何らかの伏線か? いや、今更になってそんなものを持ち込むなんて、プロダクションIGとあろうものが―――
いかん。伏線好きが災いして邪推が先行している。先行のままに自己完結したがる。こんなんだから駄目人間なんだ。指摘を受けたばかりだろうが、全く)
次回予告「―――トーヤは消え、サヤは倒れた
その時、タンダは―――」
転生したらタンダのようなイイ男になりたいDNDD「―――へ?」
次回予告「次回 『花酒をタンダに』
ナユグとサグの狭間に届け―――この想い」
ぶふあっ!!! っふ、げは、ごっ、ごほ、おぇっうっ(風邪気味)……―――!!
夜 半 に 死 に か け た 。
一ヶ月の放置プレイ。殺意を感じる。
「土と英雄」の疑問は、こうして上書き消去されました。それどころじゃなくなりました。いや。そんだけなんですけどね。