1日目



 あれDNDD服足りなくない? 日程に対して明かにぱんつと半そで足りなくない? ないんじゃないんじゃない? なくなくなくない? あれナク一回多くない? と前日までスーツケースにつめつめして古着屋やらユ○クロやらをうろついていて疲労や乳酸が四肢に蓄積気味だったとしても、夜が明ければ出発せにゃならんから、出発するわけですよ。やだなぁDNDDの眠気も脳から出港するよ。魂が鼻からボンボヤージュですよ。
 でもまあ乗ってれば運んでくれるのが飛行機なので、乗ってたら運んでくれました。びゅばーん。

      

 成田空港から見た映像的な何かだと思いますが。なにあの赤い円いの。
 にしても、飛行機ですか……飛行機好きじゃないんですよねー。だってあれ人飛んでないもの。部屋飛んでるもの。鳥だって自分運ぶのに精一杯なのに、なんで部屋が空ぎゅーんって。身の程知らずめ。

   

 きっと、「飛行機は飛ぶものだ」との かどわかし毒電波を、この尖塔(↑)から垂れ流しているのではなかろうか。

   

 かどわかされた人々。

   

 毒電波本拠地。

 本拠地の内部はと言うと↓ みょーにナナメった写真でごめんなさい。
 歩く廊下というか、進む廊下というか、エスカレーターの廊下バージョン。

   

 なにせ廊下自身が主体的に人間を運搬してくれるので、人間が踏み出す一歩の威力が1.8倍(推定)の効果を発揮するという優れもの。優れてるだけでは不満なのか、周囲の壁ではイルミネーションがキラついて、ちょっとしたロマンチック街道。といっても街道はもって5秒そこらしかありませんので、瞬時に玉砕すること前提のデートにのみもってこいのスポットです。
 そういや以前、偶然テレビで「彼女に『結婚してください』の一言がいえない男性を後押し 〜料理から花束やピアノ演奏までピンキリまとめて演出いたします〜」的な番組を見たのですけれど、これ最後に「これまで利用したカップル7組、すべての女性がプロポーズを受け入れた……」って感慨深げなナレーションで閉じられてたんですが、たとえ相手が男でもそこまでお膳立てされつくした環境の中でノーと絶叫するリスクなんか犯せるはずねぇだろがと思わないでもないですよDNDDは。

   

 ガラス板のオブジェらしいです(↑)。
 でもですね。ここでですね。およそ1時間、黒人さんの8人グループが、車にひき潰されたカエルみてぇなおそろいの体勢でこのガラス板に張り付いて延々と記念写真をとられていたので、なんか生ぬるい微妙な心地です。これってそういう活用するアートなんですか?

 壁にはこんな感じの小僧が小躍りしてましたよ(↓)。

   

 一瞬、この色白がチャグムで、周りのが例のガキ大将一味に見えてしまったのは秘密。

   

 素敵な爬虫類(↑)。

 でまあ、日本を出国したりします。11時間かけて。
 暇つぶしにジャンプ買ったりもしましたが、そんなの30分もあれば末尾の漫画家のコメントまで読破できてしまうので、暇で死に掛けるまでは取っておこうと思い、とりあえず機内の椅子にもたれかかったりします。
 と、そこで脳天に激痛! ぎゃあああああっ!? いだっ! あだだだだっ!!

  赤ん坊「あーだ、ああああああぁだ!」
 
 赤ん坊っ!?
 後ろの席の赤ん坊(青い目)が、DNDDの椅子の背もたれを手押し車にするようにして立ち上がってはしゃぎMAXです。ちょ、おま、指に俺の毛がからんでいだだだだあああぁぁ! 立つなあああぁぁぁ! 毛根が死ぬ!
 とまあ遠まわしな毛根への殺意を華麗にかわすまで、約2時間かかりました。え? 飛び立つ時はシートベルト巻かれるせいで絶対に大人しいだろうって? それが、
  な ぜ か 2 時 間 も フ ラ イ ト が 遅 れ ま し て 。
 120分間の猛攻にも関わらず、DNDDの頭皮は元気です(問題はそこじゃない)。
 でまあ、そんだけ飛行機の中にいるとなると、機内食とかも出てくるわけです。

   


 なにこの妙な ジ と ュ の隙間。
 そして、背後で発作的に堪忍袋の緒が切れたように暴れ出す金髪ベビーだとか、頭からへそにかけて黒い毛布をすっぽりかぶって「あんた てるてるぼうずみてぇですよ」とツッコむ忍耐を試してくる乗客などがいましたが、ジャンプのおかげでDNDDは元気です。ネウロなんで後ろに載ってるんだよおおぉぉぉ!? 打ち切りにならないだろうなあああぁぁ!?
 とかいってたら完結しました。全23巻。打ち切りではなかったようですのでほっとしてます。

※ネウロとは
 なんかすごい漫画。推理モノの皮をかぶった単純娯楽漫画とはよく言ったもので、映画風に評価するならB級といったところ―――とは、作者自身の言である。アニメにもなったが、DNDDは漫画のほうをお勧めする。各所にちりばめられた小ネタもさることながら、深読みに事欠かないテーマがブッ飛んだ構成の中に垣間見えたりしていて、なかなか侮れない。

 でまあ、まず到着したのは、アメリカのデトロイト(Detroit)の空港。

   

 どこで撮ったんだっけか? これ。

 とにかく広いです。デトロイト空港。どんだけ広いかというと、

   

 下ではこうやって人が歩いてるわけですけど、

 ふっと上を見上げれば、

   

 ぎゅーん。

   

 じゅーん。

   

 と、建物内を列車が行ったり来たりしてるくらい広いです。

 アメリカというのは、とにかく土地がただっぴろい為、空港を作る時も「こんだけ作っときゃバリバリ余裕だろ」サイズでまず作ってしまうわけですね。ハナから有り余ってるものですから、日本のように「これだけしかない土地を有効活用しよう」という観念がありません。んで、広すぎて人間の徒歩では不便だと気付くと、「じゃ、列車運行させれば不便じゃなくなるんじゃね?」と列車を走らせてしまう。しょっぱなからスケールの違いが露見されます。

 しかし露見されたところで腹は減るので、適当に店に入って飯を注文します―――といっても、DNDD自身はまったく空腹でなく、他の身内ががっつくのを横目にしてただけですが。なんでこんなに食えるんですかあんたら? しょうがないのでジュースでも飲むか。英語:おーい姉ちゃん、オレンジジュースひとつ!

  ウエイトレス「(英語)どうぞー」

   

 いや。おれ口一個なんだけど。

 

 これもアメリカではありふれた風景のひとつ。「あ? ストローは1本でいい? 2本でもいいじゃん。1+1じゃん」といった感じです。恐らく、テキトーにぶっさしたら2本だったのでしょう。日本のように「1本しかいらないのにこんな不必要なことする馬鹿がいるかぁ! もったいねえ!」という考えは毛頭ありません。だから、すべてにおいて有り余っているから、モノを惜しむって概念が欠如気味なんですってば。

 

 こんな所にも違いが垣間見えます。

   

 分かりにくいですが、氷の形が、カマボコ型の半円形。日本では、ほとんどが小粒の四角か、大粒の四角(中央に穴が開いている)のはず。どんな製氷機なんでしょうね?

 

 ところで、ここで問題発生。

 最初に2時間も飛行機が遅れたせいで、乗り継ぎの飛行機を、満遍なく変更せざるをえなくなってしまったのです。めんどくさいなぁー。いえ、問題はこれじゃないんです。

 なんと、乗り継ぎの飛行機が定員オーバーだとかで、身内その1だけが先に現地に送られてしまい、残りのメンバーは次の便(軽く3時間ほど後)でそれを追っかけなければならなくなりました。水先案内人消失!

 

 といっても、DNDDはあほですから、「死にゃーしねぇべー」とあっさり受け流し、遊びに出ることにしました。待ってろ列車!

 

列車がきたー(右隅でライト光らせたヤツが列車)!

   

 

駆け込み乗車ァー!! だーっ!

 駆け込んでる駆け込んでる。

 

先頭とったりぃー!

   

 

 ほぼ立ち席で、ポールはありますがつり革はありません。長くても3分くらいしか乗らない列車ですから、それで充分なのでしょう。バリアフリーでして、車椅子の乗り降りもラクラク……とまではいきませんが、日本ほど敷居が高くないと思います。

   

 床はカーペット敷きだぜ。

 

 そりゃ乗り降りしてる内に、日も暮れかかります。

   

 噴水越しに夕陽。屋内だというのに、ウォーターが華麗に乱舞を繰り返してます。

 この空港、広すぎる割にこれといった目印がないので、身内その1はよくこの前で人と待ち合わせをするそうな。確かにこれ以外、目印となりうるポイントはありませんでした。空港によくある、ありふれた店やレストランばっかでやんの。

 

 さて、便が変わったゆえにフライト場所も変更されたので、1キロくらい歩いて、そこまで移動せねばなりません。

 動く廊下のデカさもハンパないですよー。イルミネーションの規模もですよー。

      


   

 カラーがやたらくるくる変わります。オーロラの中に落っこちたらこんな風景を天然で拝めるんじゃないかと思えてきます。

 

 えっちらおっちら歩いたり列車に乗ったりして、ようやくフライト入り口にたどり着きました。

   

 子供用のプレイ広場(↑)。 ものすごくおもちゃの家の中に入りたい気分に駆られた。
 入りませんでしたよ! 頑張ったよDNDD! 浮世どころか海外でもかき捨てなきゃならない恥を初日からてんこ盛りにしちゃ駄目だろィ(なにその口調?)!

 

 観葉植物だって置いてありますよ(↓)。

   

 なにやら、正面から見ると花が開いたように、三つ葉がとびでている木です。偽物かもしれません。

 

   

 こっそり撮影した空港の裏方(↑)。空港で、車両が、列車みたいに連なってやがるという、考えてみればおもしろい風景。

 

 さて、やっと飛行機に乗りますよー。

   

 携帯の電源を切れ(全くだ)。

 この飛行機で、DNDDらはデトロイトから、インディアナポリス(Indianapolis)に向かいます。

まあそれはいいんですが、悔しかったことがありまして。DNDD、この時まったく寝ていなかったのですが、座席の関係で夜景が見れませんでした。しかし身内その2とその4は爆睡かましているにも関わらず、ものすごくいい満月が窓から過ぎ去っていく座席してね。替われえええぇぇぇ! いいから座席替われえええぇぇぇ! こっちの席はアレだぞ、金髪のねえちゃん隣だぞ! なんかやたら酔い止め飲んでて辛そうだけどブロンドの姉ちゃんだからホラ!

 

 かなり渾身の念力だったのですがエスパー受信されることもなく、インディアナポリスの空港についてしまいました。

 

   

 ここに荷物が滑り落ちてきて、回転寿司ヨロシクごうんごうんとローリングします。自分の見つけて勝手に拾えってことです。

 

   

 ごうんごうん。

 

 ちぎれた取っ手もごうんごうん。

   

 誰のだコレ?

 

 そうだ。スーツケース破壊にちなんだお話。

まあ、誰もがご存知かとは思いますが、アメリカとかへ飛行機で行く際にスーツケースに鍵をかけてはいけません。

なぜかというと、中身を調べるために、スーツケース(の鍵)をぶっ壊されるからです。例外はありません。そんで、ボコボコにされて蓋が閉まらなくなったスーツケースは、ガムテープでぐるぐる巻きにされて飛行場にお目見えすることになります。「え? これオレの? うっそこれオレの?」と我が目を疑いたくなるほど変わり果てた相棒の姿を見たくないなら、最初から国家権力には白旗を振っておきましょう。プライバシーより国家の安全。

 

 そんなこんなで、誰も変わり果てることなく、インディアナポリスに到着ー。

   

 現地時間で夜の23時前後。ここで、駐車場バスを待ちます。

 駐車場バスとは、文字通り、駐車場まで運んでくれるバスのことです。空港その物が広いことは言うに及ばずですが、その駐車場とてまたしかり―――徒歩で、自家用車を留めた場所まで歩いていくのは不可能なんですね。小型のバスに、荷物後と運んでもらうのですよ。

 

 で、バスの中。

    

 この左のやつ、2段ベッドでなく、荷物置きの棚です。だが寝かせろ! 眠くないけど記念に!

 面倒くさくてバスの運ちゃんにチップ先払いしたら、やたら愛想よくて笑えました(チップは、仕事をし終わった人に払いましょう。インディアナポリスではあまりあり得ないことでしょうけれど、東南やインドなどでは、チップだけ持ち逃げされる可能性があります)。

 

 で、これから、身内その1の家に向かいます。

 無論、車は左ハンドルです。

   

 車内、後部座席からの風景(↑)。
 車線は、片側だけで軽く4車線くらいあります。しかも速度が、べらぼうに速い。高速道路だからということもありますが、70フィート(大体140キロとかそんくらい)の我が車が、自転車くくりつけたオンボロアメ車や、ハゲオヤジの跨(またが)るハーレーダビッドソンとかにぎゅんぎゅん追い抜かれていきます。ハゲって分かるくらいだから、オヤジはヘルメットしてません。おやじいいいぃぃぃ!?

 

 んで、これが(↓)身内その1のおうちの外観です。

   

 暗くてさっぱりだよコノヤロー。まあ普通か夜中だし。

 

 そんなこんなで、ただいまー。アイムホオオオォォム!(英語で『ただいま』の意)

   

 開けた途端にソファーと机がチラリズムとは、なかなかやりやがります。

 

   

 みっつのうち、一番右にあるドアが、今DNDDがくぐり抜けてきた、外に繋がるドアです。

 唐突ですが夜中のハイテンションに任せて、DNDDの不思議なダンジョン開始〜

 

 DNDD は 新しい廊下 を 見つけた!

   

 トラップに気をつけろ。曲がり角はもんすたぁと鉢合わせしたり、敵の待ち伏せがあったりするので要注意だ。

 

   

 スイッチ発見。でも、隠しアイテムまでの通路には、わりかし強めのもんすたぁがいるのが常識。経験値を溜め直してから出直すぜ、ジョナサン!

 

      

 

「こらあぁぁぁ!? なに遊んでんの!? 出直すっつってんでしょうが!」

 ジョナサンの奇行にもめげず、アドベンチャー再開。

 

「軍曹! またしてもドアの群れです!」
「くっ―――ラチがあかんな。仕方ない。どれかひとつを玉砕覚悟で開け放つ!」
「サーイエッサー!」

   

 

   

 DNDDは 光の玉 を 手に入れた !

 いやまあ、ただのライトなわけですけど。

 

 なんというか、ここら辺の人って、蛍光灯から出る光ビームが身体に悪いとでも思ってるらしく、天井には蛍光灯がそなえつけられていないのですよね。光ビーム?
 日光は健康にいいとかで日焼け推奨なのに。

 

 ほら、こんな感じ。

   

 

はだか天井。なんもないでしょ。安普請(やすぶしん)じゃないぜ!

 

   

 

こんな扇風機ハサミとかもあります。

 いやまあ、これはアメリカ標準装備じゃないですよ。念のため。

 

   

 

 アメリカ仕様なコンセント。日本とは流れてる電圧が違うので、日本の家電製品を使うときは電圧変換機を介して使わなければ静かに壊れます。物静かに。死ぬ時くらい声高に自己主張してもバチは当たらないぜ!

 

   

 

アメリカ仕様な電球。の内部。すっけすけ!

 逆さまにしたら、「うっきー」っておどける人みたいで和(なご)む。

 

   

 

 あれ? あんま見えない?(聞くなよ)

 

 でまあ、日本から持ってきた身内その1用の生活用品をスーツケースからあさって、家の戸棚にしまうだけで、あとは就寝です。つっても、夜中の1時は過ぎてますから普通ですが。

 

 それじゃ、1日目はこんなところで。



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