4日目

 

むくり。おはよーございまーす。

現在、朝の五時くらい。サーバントさんがいると、安心してぐしゃぐしゃにしたまま出掛けられていいですね↓ 自分ンとこだと、帰ってきたへとへとの身体でベッドメイクしたくないから、出かける前にベッドメイクしたい衝動に駆られるんですけど。

 

 

 そういや、食卓の椅子を撮影してなかったぞ。ぱちり↓

 

 

 そして、適当に朝食を済ませたら外出だーい。サーバントさん、掃除と片付けをお願いしまーす。

 これまた通訳さんと専用車に乗り込んで、今日はジャイプールへと舵を切りますよ! 今日も今日とて、霧すげぇなー↓

 

 

 

 とか、のん気に構えていると、急に前の車が動かなくなる。あれ?

 のぞきこみますが、前の前、ずっと先まで車が動いていません(DNDDの視力=両目2.0)。当たり前ですが、そうなると後続の車も身動きが取れなくなり、これぞ鮨詰めって感じです。どーしたんですか?

どうやら先方で事故があり、8km先まで渋滞しているとのことです。うえー!? 死者とか出ていませんよね? 事故は事故で仕方ありませんが。

まあDNDDにできることもないし、隣近所のデコトラでも撮影するか↓

 

 サイドミラーからカーテンがぶら下がってる……

 いや、モールとか、ぽんぽんを垂らしたトラックもザラですけど。デコレートのベクトルが日本と違いすぎる。

 

 かと思えば、こんなトラックもあるんですけどね↓

 

 みっちりしてるのはカリフラワーです。こんな、やたらめったら突っ込んだら、下のカリフラワーが痛まないのでしょうか……

 そうこうしてる内に、右も左も、洒落にならない混み具合になってきましたよ↓

 

 

 

 ↓デコトラ。△の非常事態看板を、フロントガラスの中央に貼り付けるセンスに目を見張る。

 

 

 そして、イラストがすごいデコトラ↓ メヘンディ(植物インクで皮膚に描くタトゥー)があるお国柄ですから、こんなのも自然にやっちゃうんでしょうね。

 右の写真↓ ライトのど真ん中に、真っ赤な口紅を注したセミロングの黒髪の女性が描かれていて、あでやかだなぁと感じ入って撮影したのですが、上手くいきませんでした。各自で妄想してください。

 

 てな調子で、待つこと3時間、やっと抜けた!

 

 

 ぎゅんぎゅん進んで、小休止のために、インド版サービスエリアに入ります。

 便所にはやはり、尻専用の蛇口↓

 

 

 「せっかくだし、チャイでも飲んでいこう」と言い出す身内。ですね。

 ってなわけで、喫茶コーナーにGO

 

 

 不安になるくらい無人でしたが、ステンドグラスっぽいライト↑は見ごたえあったなー。

 チャイってのは、いろんな香草や薬味を煮出して砂糖とミルクを加えた茶のことです。予想通り甘し。DNDDは甘い飲み物が苦手なのですが(なので牛乳も苦手。甘いから)、スパイスのおかげで、まぁいけるかな……

 飲み物といえば、こういったのもちゃんとありましたけどね↓

 

 

 お菓子だの煙草だの、ぎょーさん積まれた棚↓

 

 

 どんな商品があるのかなぁと、じーっと見詰めていたら、店員さんがのそのそ出てきて「煙草でいい?」といった感じで小箱を差しだされました。「いえ、結構です」と英語でごにょごにょ言い逃れ、そそくさと場を離れるDNDD。つっても、どこに行くってアテがあるはずもないのですが。うーん。こんなところには必ず常設されている、土産物売り場に参りましょう。

 日本の学校の体育館の半分サイズあるかないかくらいの土産物売り場には、敷物から宝飾品まで、食い物以外のありとあらゆる物体が詰め込まれています。うへぇー。

 DNDD的には、短剣が欲しかったのです。銀色で、柄にはキバ生やした象の頭が象嵌されている短剣。
 通訳さんに相談したところ、「今は勧めナーイ。ぼくの知り合いがやってるお店の方が、ホンモノ保障できるから」とのこと。ははあ、こーして客を紹介すると、店から紹介料を回収できる癒着関係の店舗があるんだな―――と
DNDDは直感しますが、それはつまり一回ぽっきり騙してオサラバ・ではないそれなりの店と繋がりがあるということでしょう。なら、短剣はそこまで待ちましょう。

 と、目的も無くしたので、うろうろと無目的に徘徊……って、

 

「? なんだ、これ?」

 

 目に付いたのは、真っ赤なワニ。

 DNDDの掌に収まるサイズ(シシャモくらい)で、親ワニの背中に子ワニが乗っかってます。真っ赤に見えたのは、銀製の本体に、鱗のようにギッチリと赤い石がはめ込まれていたから。なんて悪い顔してやがるんだ爬虫類め。瞬時に気にいるDNDD

 その気配を察したのか、インド人の店員さんが、そっとDNDDに忍びよってきます。やあ君、この値段でどう? ドルでもいいよ? と、身ぶり手ぶりで言ってくる彼。しかし、用途も分からないんじゃなー。通じるとも思えないけど、英語で聞いてみるか。

 

「何なのコレ? 文鎮?」

 

 と、ワニで紙を押さえる仕草をして見せるDNDD。相手は、違うよ違うよーと手振りで示して、子ワニを摘まんでパカと親ワニの背中を開けました。うわ! 印鑑入れみたいな窪みがある! そして、何かをつまむようにした指をその窪みに押し付けて、ひねってみせる店員。

 ―――灰皿だ! 携帯灰皿!

 こんなもん買ったら、まぁた煙草に手を伸ばしたくなるでしょーが!DNDDは禁煙者です)

 うう。泣く泣く断念。今にして思えば、置き物として買っときゃよかった……かっちょよかったのにぃ。後悔は先に立ちませんね。とほ。

 まあとにかく、車に戻るとしますか。先を急ぐぞー。

 

 

道中、ガソリンスタンドにも寄りました↑ 単車のにいちゃんの集団が給油してました。

 

 

鳥まみれの電線に、鳥なんかには見向きもされていない鉄塔↑ 間近で見たら鳥まみれだったのかもしれませんが。

 そんな道中で、事故ったらしく横転した巨大トラックに遭遇!

 

 

 あっちゃこっちゃで大変だなー。広すぎて、誰も救助に来てくれないんだろーなー。

 とか考えてたら、道路の降り口を通過↓ よく見ると、係員の目がこえぇんですけど……

 

 

 さて、車に乗ったまま、町の中をグイグイ進んでいきます。

 

 

 客を乗せて金を取る用の象も行脚してます↓ これ以外に、虹みたいな模様を描かれたやつもいました。

 

 

 簡単な市場が立ってましたよ↓

 

 

 

 そしてぐいぐい進んで……あ、見えてきた見えてきた。

 

 

ついに、見えてきていた丘の上の砦アンベール城に到着ー。

 一般的な説明を致しますと、ジャイプルという街から離れたところにあるお城ですな。赤い砂岩で出来ています。

 

 

 でけー。丘向こうまで城がある。

 ジャイガル要塞と言います。アンベール城と、かつてはひとつながりの建築だったそうな。へー。

 

 

 とりあえず、先を行くとしましょうかね。

 

 

 まあ進んでいくと、屋上みたいなとこに出たわけですけれど。

 でけぇなーと見回します。ぐるぐる。

 

 

 

 すいません衛視さん。許可なく撮っちゃって。にしても、咄嗟ながらも様になってます。

 さて、しばらくはDNDDの視点から、アンベール城をお楽しみください。

 

 

 で、ここが、ガネーシャ・ポール(ガネーシャ門)↓ この模様、全部が全部、モザイクで出来ています。絵で描いてあるのではないのですね。

 

 

 登り口の階段も、こんなに綺麗でつるつる↓ 見上げれば華やかな模様↓

 

 

 

 さあ、門をくぐって中へ入りましょう。

 

 

 

 壁の細工はこんな感じです↑

 

 

 ガラス板の向こうに、椅子のような何かがありました↑ 人に押し流されて、本当のところは何だったのか、分からずじまいです。

 

 

 ↑天上すげーな、と見上げてから目線を巡らせると、庭も凄いです↓

 

 

 ごみ箱はこんな感じ↓ やっぱりというか、ペットボトル多いなー。

 

 

 そして、

 

 

 廊下を抜けますと、いよいよ「鏡の間(勝利の間)」です!

 

 

 じゃーん! このキラキラ装飾、ぜーんぶ鏡細工です! 見るがいいさ見るがいいさ!

 

  

 

 ちょっと工事中(修復中?)な現場もありましたけれど、見るがいいさ!

 そして、ちょっくら先を行きますと、

 

 

 こんな窓があったり↓ 言っときますが、この飾り網戸、石細工で出来てるんですからねー。

 

 

 外を見ると、こんな感じ↓

 

 

 もうちょっと先に進むと、

 

 

 城下の湖が垣間見れましたよ↓

 

 

 ちょっと窓から身を引くと、こんな感じですね↓

 

 

 通路には、きちんと滑り止めの溝が↓

 

 

 屋根が、空に向かって攻撃的な件↓

 

 

 柱に近寄って見ると、彫琢細工が綺麗でした↓

 

 

 

 石床は、ギッチリ詰まって剃刀の刃も通りやしない綿密さ↓

 

 

さて。そして、こちらなんですけど。

 

 

 

左の写真にある四角い穴は風呂で、右の写真にあるのは窓。王様が、わざわざ王妃の入浴シーンをガン見するために設えたらしいです。こんな正攻法のデバガメ見た事ねえ!!

 蛇足ですがこの「出歯亀」、大昔に実在した、覗きの常習犯「出っ歯( or 出張りの)の池田亀太郎」に由来しているとか。英語の同義語は「Peeping Tom」にあたりますな。好色男はいつのどこにでも存在します。

 ↓これは、壁と天井の継ぎ目。ひとつひとつ動物が彫ってありました。

 

 

 こっちが中庭↓ これもあれだ。熱い時に王様がゴロ寝する用の東屋(あずまや)的な何かですね。恐らく。

 

 

 

 さて、そんじゃあ出て行きましょうかね。

 

 

 

 道の途中にあった珍奇な何か↓

 

 

 

 ↑明らかにミミックが出てくるに違いない箱と、↑なんでそこだけそーやって補正したのか謎の小窓。

 

 そしてこれ、手前のが鍋で、奥にあるのが米びつになります。子ども一匹くらいなら、グラグラ茹でて食っちゃうぞーレベルの大鍋。ほら、こんなにでっかいんだぜ!

 

 

 

 道なりに、露天商がずらり↓

 

 

 見上げると鳥が住んでました↓ おやまあ、そっちはごみごみしてなくて大層快適そうじゃないか。焼き鳥にしてやろうか(八つ当たりにも程がある)。

 

 

 そして、門を抜けて降りて行きます↓

 

 

 

 ↓蛇使いの芸人さん。凝視してると金とられるぞ。

 

 

 駐車場まで、テクテクてくてく。

 

 

 

 

 よし着いたー。お昼ごはんを食べに、出発です。

 

 

 市街を行けば店にあたります↓ ケータイ向けてきょろきょろしてたら、「モノ買えやあああぁぁぁ!」と激しい形相で、商品片手に群がってくるインド人。窓ガラス越しでも浸透してくる迫力。うわあぁぁぁ!

 

 

  

 

 ↓これは駄菓子屋ですね。

 

 

 

 ↓これは、何屋さんだろうか……

 

 

 

 通りすがりに、水の宮殿↓ も見ましたよ。この写真で言うと、中央にある白っぽい城です。湖の上に建ってます(この写真じゃ分からないかなー)。

 

 

 さて。昼食を摂る店「ラージ・マハール」到着ー。
 外国人と見るや否や、店員さんは愛想たっぷり↓

 

 店内はこんな感じ(左↓) テーブルに飾られた花は、造花丸出しでしたけどね(右↓)

 

 

 

 食事はまあ、変哲なく。多種多様のカレーと、ビールにワイン、ナンって感じですな。

 通訳さんも同席しての食事だったので、「今朝のような事故は多いんですか?」「そうですねーそれなりにー」とワイワイ食べる。むう。日本語通訳とはいえ、やっぱり英語の方が話しやすそうです。そりゃそうか。

 

 

 さてと。食べ終わったところで。さようならー。

 そして、ジャイプルという街に、観光しに出ます。ここは通称「ピンク・シティ」と言いまして、街全体の色がおおよそピンク。そこにある代表的な建築が、こちらになります↓ 名称「風の宮殿」。

 

 

 

 昔々、後宮に囲われた女性の皆さんが、自分の顔をさらすことなく市街見物することが出来るようにと建設された城だそうな。へー。

 窓のどこからか女の子が顔出さないかなー、とキョロキョロしていたところ、同じく旅行者らしき北欧人に声をかけられるDNDD。アルコールが入っているので、そりゃもう普段の人みしりの影もなく交流。

 

「ハイ」

「ハイ」

「どこから来たのー?」

「どこにしようかなー? 日本でいい?」

「なにそれ。マジでー?」

 

こんなノリで、ユル軽く。緊張感もなく純粋に楽しい。あーいいなーこういうの。単純にDNDD好みの容姿でもあるし。この北欧人。

 と、この辺で、「はよ来んかいDNDD!」と車内に回収されます。あー。せめてメルアドの交換くらいさせてー。

 駄目でした。くすん。しゃーないので、車内から街路を撮影。市場もあるし、ヤギもいるよ!

 

 

 

 

そして続きましての観光は、石造りの天文台ジャンタル・マンタルでーす。

 ジャンタル・マンタルとは、「ヤントラ・マントラ(計測機)」の訛り言葉で、大昔の天文オタクが占星術を堪能するために作り上げた建築群です。

 

 

 ↑ラグ・サムラート・ヤントラ。2秒単位で時間を測れる日時計ですね。

 

 

 ↑ナリ・ヴァラヤ・ヤントラ。春分・秋分・夏至・冬至などを見分け、インドの標準時間を測ることも可能。

 

 

 とことこ移動して、

 

 

 

「この日時計のココのフチが、ほら今の時刻とぴったりでしょ!」と熱烈な解説をしてくれた通訳さんの後頭部↑

 以下、すべてが星や月や太陽を読むための建造になります↓

 

 

 

 

 右↑ のやつ、真ん中が階段状なのをいいことに、ダッシュで駆け昇ってしまった。当たり前ですが、警備員さんがすっ飛んできました。あ。やっぱ駄目だったんだ。そりゃそうか。

 すごすごと引きさがります。観光に戻ることにしましょう。

 

 

 

なんだかよく分からないサビの塊とか、「草刈り機なんじゃね? これ」と思わざるを得ないメカっぽいなにかとか、まあそんなのもありましたけどね↓

 

 

 

 遊んでるのはDNDDだけじゃないよ!

 

 

 さて。それではお次、シティ・パレスに行きますよー。今もマハーラジャがお住まいになっている邸宅でーす。一部が博物館になっています。これは、そこに入る門ですね↓

 

 

 中に入っちゃえば、こんな建物が中庭にあったりします↓

 

  

 

 ↓囲む城砦も荘厳です。

 

 

 

↓で、これが、遺物を公開している建物と、当の遺物。

 

 

 

 右↑ の銀のデカいカメですけど。昔の王妃さんが大変に信心深い方で、どっか遠くまでどーしても行かなければならないって時に「わたしは何が何でも母なるガンジス河の水で毎日身を清めます」と譲らなかったため、ガンジス河からコレに水を汲んで携帯したそうな。宗教こわっ!

 博物館の入り口には大砲がありました↓ なんでだろ?

 

 

 

 博物館には、インド史上最大の巨漢だった王様のズボンとかが飾ってありました。幼稚園児が10人まとめてデカパン競争できかねない大きさでした。うはー。

 そして外に出ると↓ 旗が揚がっていました。これ「マハーラージャが邸宅にいます」サインなんだそうです。でもって、外出中は旗が下げられる、と。

 

 

 中庭では、人形劇をやってました↓

 

 

 いわゆるマリオネットなんでしょうけど。かなりアクロバットな激しさで、空中3回転ひねりやらサマーソルトキックやら かましてました。ストーリーはさっぱり分かりません。蛇使いの道化師とお姫さまっぽいのがクルクル回転し通し。

 そして「そうだ、ここの便所も撮影しとこう」と思い立ち、トイレを探すDNDD。うん? こっちかなー。

 と、意味もなく長蛇の列の最後尾に並んだところ、なんでかチビッコ姉妹ふたり(歳の頃、七つか八つくらい)に背後を纏わりつかれるDNDD。え? なに? この子ら、服も綺麗だし、物乞いじゃなさそうですが……

 あんまりにもキャッキャと楽しそうだったので、にっこり笑いかけつつ「やあ、お譲ちゃんたち(英語)」と呼びかけてみたところ、「にゃはみぃ」とか言われました。そしてえらく恥ずかしそうに、ぴゅーと走り去られる。なんだったんだ……この辺じゃ、外人さんなんか珍しくないだろうよ。ポケットを検めてみても、別に掏(す)り取られたブツもなかったし。

 ま、いいか。とりあえず、時間も時間なので岐路につきましょう。車でビューン。

 

 

 通りすがりの城砦↓

 

 

 通りすがりの田舎道↓ テントとか牛とか。

 

 

 

 朝、交通事故に関連した渋滞に巻き込まれたせいで、グルガオンに入る頃にはすっかり夜です。あれ? 夜には家に帰るはずの牛が、屋台街をブラブラしてる……

 

夜遊びに違いない( ゜Д゜)!

「不良ウシ!?」

「♪ 盗んだ雄牛で走り出す〜(゜皿゜メ)♪」

「バイクバイク! 十五の夜はバイクだから!」

 

 国境を越えたところでDNDDの馬鹿は拭えませんでした(そりゃそうだ)。

 でもって、グルガオン宅にタダイマー。です。

 夜も遅いので食欲もなく、酒飲んで終わりにしましょう。

 

 

 

 ビールにもちゃんとベジタリアン表示が付いてます↑

 

 

 

 ワインは専用の袋に入ってました↑ そんなにも美味しくなかったかな……

 

 

つまみはチーズ。ってーか、乳豆腐。
 チーズのように濃厚でもなく、豆腐にはない乳酸臭がする。まあ、タンパクでそこそこいける味でした。

 さてと、明日は最終日。英気を養うべし! おやすみなさーい。

 

 

 

     (3日目に戻る)     (5日目に進む)